豪州:慰安婦像の設置認めず ストラスフィールド市議会
毎日新聞 2015年08月11日 18時25分(最終更新 08月11日 20時19分)
オーストラリア・シドニー近郊のストラスフィールド市議会は11日、韓国系団体などが求めていた旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像の設置の是非を判断する特別議会を開き、設置を認めないことを全会一致で決めた。
賛成、反対両派から意見を聞いた上で、利害関係がある韓国系市議を除く市議6人で決定した。
市には像の設置をめぐる指針があり、オーストラリアの歴史に関わることなどの基準を定めている。市が6月に実施した世論調査では、回答者605人のうち、何らかの形で設置に賛成したのは33%にとどまり、市は「指針にもそぐわない」として設置を認めないよう議会に提言した。(共同)