【北京=永井央紀】中国の天津市で起きた大規模爆発事故で、地元当局は15日の記者会見で、死者が85人になったと発表した。なお721人が入院しており、このうち重体・重傷が計58人。一部の中国メディアは20人近い行方不明者がいると伝えており、被害はさらに増える可能性がある。
当局は記者会見で、爆発の原因となった倉庫内の化学物質について、保管登録されていないものがあり全体像は分からないと説明。原因や責任については不明確なままだ。消火のための放水が化学物質と反応して大爆発になったとの見方もあり、ずさんな管理体制への批判が強まりそうだ。