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最終更新:2015年8月15日(土) 23時29分

中国・天津の爆発事故、死者104人に

中国・天津の爆発事故、死者104人に

 中国・天津の爆発事故の死者は14日の発表からほぼ倍となる104人となりました。一方、現場からは再び火の手が上がり、急きょ、立ち入り禁止措置が取られるなど、当局のずさんな対応に非難の声があがっています。

 中国国営の新華社通信は15日夜、中国・天津の爆発事故の死者数が14日に発表された56人から104人になったと報じました。

 新華社通信のインターネット版によりますと、15日正午前に現場から再び火の手があがり、爆発音が聞こえてきたということですが、天津市は14日、「事故現場は基本的に鎮火した」などと発表したばかりでした。

 また、別の中国メディアによりますと、15日に急遽、現場から半径3キロ以内は立ち入り禁止の措置が取られたということです。警察が「風向きが変わった」などと説明していることから、化学物質が飛散することを懸念したものと思われます。

 中国政府はこれまで、今回の事故に関する国内報道の情報統制を強めていますが、未だ事故の原因や責任の所在について明らかになっていない上、こうした当局のずさんとも言える対応に非難の声が高まっています。(15日23:09)

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