再発防止、亡き3人に誓う 京都・福知山、露店爆発事故2年
3人が死亡、55人が重軽傷を負った京都府福知山市の露店爆発事故は15日で発生から2年を迎えた。事故現場の由良川河川敷では、やけどを負った被害者の家族らが犠牲者の冥福を祈り、再発防止を誓った。
堤防に設けられた献花台には市民らが訪れ、手を合わせていた。「被害者家族会」の3人も花を手向け、会長の盛本英靖さん(48)は「3人のご冥福と被害者の1日でも早い回復をお祈りした。再発防止策を徹底してほしい」と話した。献花した松山正治市長は「二度と事故が起こらないように努めたい」と語った。
事故は2013年8月15日夜、花火大会で発生。露店主の男(40)=業務上過失致死傷罪で禁錮5年の刑が確定=が発電機に給油しようとした際、携行缶からガソリンが噴出し引火、爆発した。京都府京丹波町の竹内弘美さん(44)、同町の小学5年山名空君(10)、大阪府高槻市の黒田直希さん(35)=年齢はいずれも当時=が亡くなった。
追悼法要は16日に福知山市厚生会館で営まれる。
【 2015年08月15日 13時40分 】