京都・舞鶴、旧海軍のまちでロケ 16日TVドラマ放送、映画も
戦後70年に合わせ、第二次世界大戦をテーマに京都府舞鶴市内の旧海軍赤れんが倉庫などで撮影されたテレビドラマが16日に放送される。舞鶴ロケを行った映画も公開されるなど、旧海軍のまちとしてあらためて注目されており、ロケ地ツアーも行われる。
テレビドラマは16日午後9時からABCテレビなどで放送の「妻と飛んだ特攻兵」。終戦直後の旧満州で特攻隊員の妻が夫の戦闘機に同乗してソ連軍へ突撃した史実を基に制作された。主演の堀北真希さんと成宮寛貴さんらが6月、舞鶴赤れんがパークや火薬工場跡などで撮影を行った。
8日に公開された映画「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)は昨年、市内8カ所で撮影。テレビも映画も旧海軍の建物だけでなく、工場社宅跡の古い木造家屋でも撮影を行い、戦時の街並みの雰囲気を再現した。
ロケは市と舞鶴観光協会などでつくる舞鶴フィルムコミッションが誘致。依頼や問い合わせが増えているといい、事務局の市観光商業課は「いずれは舞鶴が舞台の作品を撮影できたら」と期待する。
8月22日と9月12、26日には「日本のいちばん長い日」ロケ地巡りツアーを実施する。定員各10人。5日前までに申し込む。参加費500円。問い合わせはまいづる広域観光公社TEL0773(77)5400。
【 2015年08月15日 11時51分 】