旅行についてなんてそうです。
南アフリカに行ったのも、別に南アフリカに行きたかったからではなく、最も安くマイルを貯められるのが、仁川ーヨハネスブルクの航空券だったからです。
イースター島へ行ったのも、イースター島へ行きたかったわけではなくて、本当は南アメリカ最南端の、ペリトモレノ氷河を見に行くために、ブエノスアイレスまでの航空券を買ったのです。
ところが、ペリトモレノ氷河に行くには日数が足りないことがわかり、それではと見つけたら、ブエノスアイレスーイースター島間が7万円で行けたので行ったまでです。
2009~10年の年末年始にモスクワへ行ったのも、JALが少ないマイルで旅行できるキャンペーンをしていたのですが、気づいたときに残っているのがモスクワ線しかなかったのです。
一般人は、海外旅行ともなれば行きたいところへ行くと思うのですが、私の場合は文字通り、誰もが子供の頃に試した、地球儀を回して指を当てて止まったところに行くというのをやってのけたも同然です。
(本当に地球儀を回したわけではありませんが、一般の社会人ができる限界として)
そういえば、世界の果てまで行くイモトアヤコはすごいと思います。
が、彼女は仕事であり、取材クルー付けて行っているんです。
私は完全一人旅です。
私は知らぬ街に行っても、地図に頼らずとも嗅覚で行きたいところにたどり着く才能があります。(本当にわからなければ、現地の人に聞くという、当たり前のようでいて誰もできない必殺技もありますし)
とはいえ、セーフだけでなくアウトも経験しました。
半端に海外慣れしていたために、帰国に向け旅だつ空港を、ソウルの金浦空港なのに仁川空港と勘違いし、チケットを使わず片道航空券で帰ってきて、その結果そのチケットを使ってオーストラリア旅行するつもりなのにフイになり、2011~2012年の年末年始をGoogle+ばかりで費やしたのが、私がAKBと仲を深めた大きなきっかけだったりします。
この年末年始に、田野優花が明らかに私のコメントを追って読んでいると確信を持ったのも、その後の展開に向けて大きかったです。
一般人は、自分が好きな人/ものについてそこそこ知識を得て、そのことをヒトに向け自慢します。
然るに私は、自分が好きな人/ものについてかなり詳しく知識を得た上で、自分が好きな人/ものに向かって、こうすればもっと面白いんじゃないか、と提案します。
何に対してもその姿勢は同じです。
その結果、政治なんて大して好きではないのですが、政治を何とかせねば、自分が好きな人/ものが活きないと考え、やむなく政治にクチを突っ込んでいる現状です。
政治の前に法律にもいっぱいクチを突っ込んでますし。
いまは負けて見えますが、日本の行政も司法も全部おかしいことを、くっきりと見せて差し上げましょう。
"こうすればもっと面白いんじゃないか"という提案は、自分が好きな人/ものの想像の範囲外であるべきです。
というのも、それがいちばん、自分が好きな人/ものにとって刺激的だからです。
自分が好きな人/ものの想像の範囲外かどうかまで理解するためには、やはり自分が好きな人/ものの意思/動向はきちんと把握し、よほどおかしなものでもない限り、なるたけそれを尊重する努力も必要です。
そして、自分が好きな人/ものの想像の範囲外のものを得るには、やはり旅行がいちばんの手段と思います。
実は旅行しなくとも、日々の発見で、自分が好きな人/ものの想像の範囲外のものを得られるのですが、旅行をしないと、深層心理上で当たり前と思っていることについて見過ごしてしまうことが往々にしてある、というか、そういうもので日本は埋めつくされているのです。
当たり前と思っていることが当たり前ではないと認識してはじめて、「我々の当たり前はおかしいのではないか?」と、確信を持って主張できるのです。
日本人はもっとじゃんじゃん海外旅行に行くべきなのです。
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