芝生の張り方
芝生は日当たり、水はけ、風通しが良いことが条件です。
特に、日当たりが十分あるということが重要で、4〜5時間の日当たりがあれば生育できます。日陰が多かったり、じめじめとして水はけが悪い場所は避ける必要があります。
①床土の準備
雑草を除去する
表面の雑草を削り取るように除草してください。地下茎で増える雑草(スギナ)などが生えているところでは、できるだけ地下茎を取り除くことをおすすめいたします。
地面を耕す
深さ20〜30cm耕します。雑草や石がある場合はきれいに取り除きましょう。芝生を張る真下に岩があると、生育不良になる場合があるため、可能な限り取り除いてください。
※30cm程度穴を掘って水が染み出る場合や、掘った穴に水を流し込んでも水はけがよくない場合は芝張りに適しません。粘土質は土が固くなるため水の染み込みが悪くなり、根の伸びも妨げられます。その場合は芝生の目砂を混ぜ土壌の改良を行う必要があります。その他、芝張りに最適な芝生の床土も取り扱っております。肥料は特に混ぜる必要はありません。肥料は芝張り後に与えます。
ゆるい傾斜をつける
水たまりができないように庭の外側に向かってゆるい傾斜をつけましょう。
できるだけ一方向に流れるようにするとよいです。
平らにする
均等に芝を張るために、右写真のようなレーキなどの道具を使用して凹凸ができないようにします。土の固まりが残っている場合は、できる限り砕くようにしてください。平らにすることで芝をキレイに張ることができ、完成後の見た目も良くなります。
②芝生を張り詰める
- 作業時期:
- 春3月中〜5月末(梅雨前までに)
秋9月下〜10月末 までに植えてください。
※地域や標高によって気温が異なりますので目安としてお考えください。
芝張りの目安はこちらをご参照下さい。
芝張りの手順
芝生を並べる。
構造物に合わせて芝生を並べます。芝生をカットしたい場合は、大きめのカッターナイフを使用し上から押さえつけるように力を入れれば比較的容易にカットできます。
芝生と床土が密着するように、しっかりと踏みつける。
特にマットタイプ芝は1枚が小さく軽いため、上から細かく踏みましょう。
目土を均等にかける。葉先が見えるくらいが目安。
目土が均等になるようホーキで広げ、手の平で円を描くように芝生の隙間に目土を入れます。目地部分は隙間ができやすいため特に乾燥しやすくなります。多めに目土を入れてください。
※目土は乾燥から芝生を守る重要な作業です。必ず行うようにしてください。
たっぷりと散水(水やり)をする。
目土が流れない程度にたっぷりと散水し、水がいったんしみ込んだら再び散水します。
水浸しになるくらいまで散水を繰り返すことで芝生の根まで水が行きわたります。
芝生が乾かないように 芝張り後1ヶ月間程度は毎日散水してください。
約1ヶ月間ほどは芝生を利用しないようにする。
芝生の根が定着するまでに頻繁に踏み入れると芝生の負担になります。
ホースで散水する場合はできるだけ芝生を踏まないようにしましょう。自動潅水装置や散水チューブを利用すると大変便利です。
葉の長さが50mm程度になったら一度刈りこむ。
芝張りして約1ヶ月後が目安です。
1ヶ月経っていない場合でも、軸刈り(生長点のある茎の部分も刈ってしまうこと)を避けるため、葉の長さが長くなったら刈りこむようにしましょう
均一に適量の肥料を与える。
1平米あたり1握り(20グラム〜30グラム)が目安。芝が伸びている場合は肥料が芝と芝の間に入りにくいため芝刈後に与えましょう。
芝張り前や芝張り後すぐに肥料を与えると、床土に残っていた雑草も生長してしまうため、約1ヵ月後に与えることをおすすめしています。
※降雨直後で葉が濡れているときは葉の表面に肥料が付着しやすく、付着部分で肥料焼けを起こすため施肥を行わないでください。
目土のポイント!
目土の目的:根の乾燥を防ぎ根付きやすくすること。
-
・目土は水はけが良いものを!
目土は芝生専用の土(砂)を使用しましょう。
砂を主体とした水はけがよいものを選ぶとよいです。 -
・目土はしっかりと!
芝と芝のすき間にしっかりと目土を詰め込みます。
ふるいやホウキを使うと均等にかけることができます。
芝生の葉先が見える程度に目土をかけます。
目土をかけ終えたら、手のひらで円を描くように目土をすり込みます。
時期に応じた目土の量について
(春、秋植え付けの目土の量)
緑の部分(葉)が3分の2残る程度に目土してください。
もし、入れすぎた場合は芝をひっぱってやると土が沈みますので、調整してください。
(冬植え付けの場合の目土の量)
休眠状態ですので、土の量は春や秋よりも多めでも大丈夫です。雨が降ると、土が沈みます。
芝張りの目安
つくる芝庭の広さにだけでなく、芝の張り方によっても必要量が変わってきます。
芝張りの基本は、レンガを並べるように張ることです。その張り方によって後の管理が重要となります。
● 例えば
-
植え付けの目地(間隔)を広くすることで費用を安く抑えられます。ただし、隣の芝とくっつくまでに時間がかかりますので、草取りが大変です。
また、芝が全面を覆うまで時間がかかるので、長い期間芝生の上を歩くことは控える必要があります。 -
植え付けの目地(間隔)を狭くすることで隣同士の芝が早くくっつき早く芝生の上を歩くことができるようになります。また、早く隣の芝とくっつくため雑草の侵入が少なく、草取りが楽になります。
ただし、目地を狭くするため費用がかかります。 -
植え付けの目地(間隔)を狭くすることで隣同士の芝が早くくっつくため雑草の侵入が少なく、草取りが楽になります。また、芝と芝が早くくっつくため見栄えがよくなります。
ただし、目地を狭くするため費用がかかります。
当店のおすすめは目地を無くした全面張り!
そのワケは!?
目地を無くすことで、雑草の発生を少なく抑えることができ管理が楽になります。
また、芝生の庭が早く完成するので、早く芝生の上を歩くことができます。
面積の小さな家庭の芝生づくりの場合は、時間のかからない全面張りがおすすめです。
-
悪い例(十文字張り)
目地が水の通り道となってしまい、床土が流れやすくなりますので避けてください。
レンガを並べるように張ってください。
そのほかの 張り方
-
① 目地張り(85%)
芝生と芝生の間を少し開けて張る方法で、一般的に多く使われている方法です。
1㎡あたり張り芝が8枚必要になります。
目地が完全に埋まるまで約1年を要します。 -
② 市松張り(50%)
市松模様に張る方法。
1㎡あたりの張り芝枚数は全面張りの半分。
低予算でできますが完成まで相当な時間(約2年〜3年)を要します。