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一橋大・吉田裕教授「間接的な表現に違和感」
8月14日 18時59分

一橋大・吉田裕教授「間接的な表現に違和感」
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戦後70年にあたっての総理大臣談話について、日本の近現代政治史が専門で一橋大学大学院の吉田裕教授は「あいまいな表現になることも予想していたが、基本的には村山談話を継承していると思う。不用意な談話を出せば外交的に打撃になるため現実主義的な対応をしたと言える」と話しています。
一方で、「村山談話や小泉談話と異なり、間接的な表現になっている。総理大臣自身のことばで侵略だったことを認め、植民地支配の中で多くの人に苦痛を与えたと表明するのが重要であり、間接的な表現となっているのには違和感がある」と話しています。
また、談話の中に、あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そして、その先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないという表現があることについて、「中国や韓国には、『これ以上の謝罪は必要がない』とも受け取られる可能性があり、戦争責任を清算する意思があるのかどうかはっきりさせる必要がある」と話しています。

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