ママはいっぱい現実を食べた
「
はるちゃんはいつも食べていた
はるちゃんが想ってたのは
ごはんが食べたい
ただひとつだけだった
とてもとても強く
ごはんが食べたい食べたい食べたい
そればかり
いのってた
たまに
さみしいさみしい
ねこ
ひきよせる
いのりしてた
おぼえてるはるちゃんの言葉は
その二つ
心の奥でいつも発してたのは
そのふたつ
はるちゃんは
とてもおなかがすいていた
そればかりを想いだす
」(おにちゃんのことば)
「
おなかがすいた
はるちゃんで想いだすのは
おなかがすいた
いつもそう言ってたことです
たべてもたべてもお腹がすく
もっともっともっとたべたい
たべたいたべたいって
みんなにも
ごはんをあげたいって
そればかりいのってました
さみしいさみしい
たべたいたべたい
ごはんごはん
そんなことばばかりを想いだします 」(みるくちゃんのことば)
8月11日
12時過ぎ
はるちゃんを
埋葬しました
ちくさあの海さんには
はるちゃんは
8月10日か
11日に埋葬するように言われました
はるちゃんにどっちの日がいい?
と聞くと
8月10日に
埋葬して欲しいと言われました
8月10日
はるちゃんを埋めるプランターを
金田のホームセンターで買ったのですが
家に帰ってから
埋葬しようとすると
プランターが小さくて
はるちゃんの体が入らないことがわかりました
なので結局
11日に埋葬することになりました
君津へ行き
はるちゃんのプランターを
選んでる時
ちょうどいい大きさのプランターがあったのですが
はるちゃんから
ねこねこテレパシィで
もっと大きな杉のプランターが良いと言われ
))))))\(◎o◎)/!
でも
その大きなプランターは本当に大きくて
ベランダに置けるかどうか
不安だったのですが
それでも
「 これがいい 」と言われ
まあベランダがプランターだらけになりながらも
なんとか置くことはできました
(・・;)
でも
はるちゃんの体は
埋葬が一日遅れたのと
暑さのせいもあって
ちょっと膨らんでしまいました
後になって想うと
膨らんだ身体も フリーズドライササミも
二袋一緒に入れることができたので
一番 大きな杉のプランターで正解だった気がします
「
はるちゃんが好きだったのは
キャベツと猫缶とまぐろ
シーバ
ぷさこも好きだったけど
さばも 鯛も アジも好きだったけど
心の記憶に残ってるのは
キャベツと
猫缶と
まぐろ
お腹がすいてた時に
食べた食べ物の記憶だと想う
こねこ
たったひとりぼっちになって
最初にしたことは
食べ物を探すこと
ごはん食べたいから
一番のねがいは
ごはん食べたい食べたい食べたい
それが強い強い一番のねがい
はるちゃんのねがい
それからさみしいさみしい
ねこいっぱいねこいっぱい
あと
なでなでしてほしい
なでなでしてほしい
かわいがってほしい
もっとかわいがってほしい
たぶんはるちゃんは念が強いから
MAHAOちゃんもずっと傍にいるようになって
くまちゃんもずっと傍にいるようになった
何故か関係ない近所の人達まで
みんなお仕事を辞めだしたね
MAHAOちゃんの知りあいとか
どんどん就職しないで
みんな家にいるようになったね
きっと
おなかがすいて さみしい
はるちゃんの感じてた想いに
みんなが巻き込まれたね
どんどん巻き込まれて
月の緩衝でおいのりエネルギーが増幅して
これからもっと多くの人が巻き込まれていくね
はるちゃんが感じていたそのおいのり
どんなふうに叶っていくんだろう
さく
ちょっとだけ
興味津々ね
だってとてもつよいいのりだから
」(さくらちゃんのことば)
「
ママ(はるちゃん)はいっぱい現実を食べた
ごはんを食べたい食べたい
いつも言った
こはは想い出をいつも食べてる
色んな記憶を見るのが好きだった
聴くのが好きだった
ママ(はるちゃん)はごはんを食べ
現実を食べて
こはは想い出を食べる
ふたりとも
仲が良かった
食べる物は違うけど
ふたりでずっとたべたいたべたいって言った
こははもっと食べたい
はるちゃんも
きっとまだまだまだまだ
食べて食べて食べたいんだと想う
こはもまだまだ
たべてたべてたべたい
もっともっともっと
たべたいから
またすぐ生まれてくるよ
待ってる
待ってる
こはまってる 」(こはるちゃんのことば)
数日を過ぎて
今想うことは
もっともっとおいしい物をあげればよかった
もっともっと毎日
まぐろとか さばとか
ぶりとかサーモンとか
もっともっといっぱいあげればよかった
ということ
シーチキンも好きでした
昔
一緒に暮らし始めた頃
置いておいた夜食のコンビニのおにぎりをバラバラにして
はるちゃんは
のりとシーチキンを食べていました
(・・;)
ところで
はるちゃんが
今まで食べた中で
一番おいしくて
また食べたいといつも言っていた物があります
それは「 伝説の猫缶 」
なんでもはるちゃん曰く
はじめて拾われた時
食べたその伝説の猫缶の味が忘れられなくて
それを
いつも食べたい食べたいといつも言っていました
でも
同じブランドの猫缶を買ってきても
はるちゃんは 味が違う
これは同じ味じゃないと言いました
「
あの時と同じ味はしない
あの時
食べた味はもうしない
伝説の猫缶
哀しいことに
もう息は苦しくないのです
」(はるちゃんのことば)
はるちゃんは
遠くを見つめるような目で
さみしそうにそう語っていました
「
こはは
はるちゃんの想い出をいっぱい食べるから
こはから生まれてくるかもしれないね
それからね
それからね
こはははるちゃんが生まれてくるまでに
山盛りのごはんがいつもいつもおいてあって
みんなでゆっくり休める広い広いおうちが欲しい
お庭も広くて
木も植わってて
ハーブもいっぱい植わってるの
ごはんと
おうちが欲しいね
もっともっとはるちゃんの想い出
色んな想い出食べるから
」(こはるちゃんのことば)