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 韓国政府は13日、日本の植民地支配からの解放を記念する15日の「光復節」にあわせ、刑の執行を免除したり、減刑したりする特赦を実施することを決めた。横領の罪で服役していた財閥SKグループの崔泰源(チェテウォン)会長や生活に困って罪を犯した人ら計6527人が対象になった。

 韓国では大統領が閣議決定を経て、特赦を実施できる。過去の大統領も光復節などに合わせて実施してきたが、朴槿恵(パククネ)大統領は李明博(イミョンバク)前大統領が側近らの特赦を決めたことに反発した経緯もあり、厳格に適用する考えを示し、政府内で基準や対象者の検討が続いていた。朴大統領は13日の閣議で「国民の和合や経済活性化を達成するために特赦を決めた」と説明し、庶民や零細業者が再起する機会を与え、経済活性化や雇用創出につなげる考えを強調した。

 対象者には経済人のほか、生活に困ってカップラーメンなど2万9千ウォン(約3千円)相当の物品を盗んだとして懲役8カ月の判決を受けて服役していた人などが含まれた。一方で、政治家や公職者は対象から外れた。(ソウル=東岡徹)