刺身のつまとけん
「つま」も「けん」も同じだろ!刺身に付いてるやつだろ!と思ってる人。
刺身に添えてある大根の千切りは「つま」だよ!と思ってる人。
大根の千切りは、実は「つま」ではないんです。
大根の千切りは「けん」と言います。
広い意味で、刺身に添えられているのは「つま」ということもできますが、それぞれ違うものなのです。
「つま」とは、刺身に寄り添うかたちで添えられている飾り野菜や海藻などのことを言います。
浜防風、花穂、菊、ワカメなどがそうです。
漢字では、妻とか褄と書きます。
「けん」とは、「剣」であり鋭く細長いと言う意味です。
千切りに切って食べやすくしたもので、また彩りや刺し身の脇役として添えられます。
大根以外にも、きゅうり、みょうが、にんじん、ウドなど生食できる野菜を使います。
つまり、「つま」とは、刺身や吸い物などに彩りや風味を添える飾り野菜や海藻などのことを言い、
「けん」とは、その中でも、刺身に添えるせん切りにした野菜のことを言います。
『けん』も『つま』も食べるものです。毒消しの意味もあるので、
残さず食べましょう。
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