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 中国共産党は13日、国有大手自動車メーカー「中国第一汽車集団」トップの徐建一会長を重大な規律違反があったなどとして党籍はく奪、免職処分として、司法送致することを決めた。最高人民検察院(最高検)は同日、徐氏を収賄などの疑いで拘束した。国営新華社通信が伝えた。

 新華社は、徐氏について「自分の子どもの職務昇進で利益を図った」ほか、「職務上の便宜を利用して他者への利益を図り賄賂を受け取った」と報じている。第一汽車はトヨタ自動車など日本の自動車メーカーと中国で合弁・提携関係を組んでいる。(北京=倉重奈苗)