【動画】米軍ヘリ着艦失敗で官房長官と沖縄知事がコメント=横田千里撮影
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 米軍ヘリが墜落したとの情報――。第11管区海上保安本部が米軍から救助要請があったことを発表したのは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の沖縄県名護市辺野古への移設計画をめぐり、翁長雄志知事と菅義偉官房長官が県庁で初の集中協議をスタートさせる30分ほど前だった。

 翁長氏は協議の冒頭、「官房長官をお迎えしようと思ったら、2時間ほど前にヘリコプターが墜落して」とクギを刺し、事故と隣り合わせの沖縄の現状を強調。菅氏も協議終了後、記者団から事故への対応を問われ、「事故は極めて遺憾であって米側に対して迅速な情報提供と原因究明、そして再発防止策を政府として申し入れたと報告を受けている」と語った。

 米軍基地問題をめぐって沖縄と政権が1カ月間の集中協議に入る矢先に起きた事故。沖縄国際大に米軍ヘリが墜落して13日で11年というタイミングでもある。翁長氏は協議後、記者団に「(沖縄と本土の)政治的なゆがみなどをベースに起きる事件・事故だ」と深刻さを強調。県幹部はこう漏らした。「事故自体はあってはならないことだ。しかし、このタイミングで起きたことで、官房長官にも沖縄の現状が伝わったのではないか」