世界一愚かなお金持ち日本人
日本のサラリーマンの半数以上が将来に不安を抱え、せっせと貯蓄に励んでいる。しかし、世界一高い識字率を誇る教育大国の日本人が、世界一低い金利には疑問を感じず、文句ひとつ言わずに銀行にお金を預ける姿は、海外から見ると、実に不思議というほかない。
著者は日本人女性として高校から渡米し、華僑富豪やユダヤ人、アメリカ人富裕層に「本物のお金儲けの方法」を学びながら、コーラ1本も買えないような貧乏生活から、不動産投資により20代で1億円の資産を築き、100の不動産を持つに至った国際派ミリオネア。
日本、アメリカ、中国という、今や世界経済の中枢を担う三大経済圏の影響をもろに受けるようになる時代を、いかに生きぬくか。資産運用の基本セオリーから実践的な投資方法の選び方、良いビジネスパートナーを見定める方法まで、実際の経験に裏づけられた「本物のお金持ち哲学」が、今明らかになる。
■いつまでも貯めてばかり。日本人は不安になると貯金をし、アメリカ人は不安になると大学院へ戻る。
■世界一高い識字率を誇る教育大国日本人が、世界一低い金利に疑問も感じず、文句ひとつ言わずに銀行にお金を預ける姿は、海外からみたら実に不思議でたまらない。
■1000万円を0.35%の利率定期に入れた場合、それが1億円になるのは1440年先。
■友情とビジネスはもともと水と油のようなもの。
■人がビジネスで失敗するのは感情的になって判断を誤るときです。
■若い時に流さなかった汗は、老いてから涙になって返ってくる。
■親の介護や突然の解雇など不可避の事態に備えて投資による不労所得を確保すべき。
■若くして働けるうちにできるだけ多くの仕事をして、投資のためのタネ銭を作る。
■やり直しがきく若いうちに、失敗を恐れずに経験を積む。
■貯金は途上国のように2桁の金利で預けない限りは増えていくことはない。物価上昇率を考えるとむしろマイナスか。
■高齢になるにつれて病気になるリスクが高まる。インフレのリスクがある。ゆえに、数千万定年時に貯えがあったとしても、安心できない。
■貧乏人は宝くじを買い、お金持ちは株を買う。
■賢いお金の使い方は、資産価値があるものに使う。逆に無駄遣いとは資産価値のないものにつかうこと。
■資産価値があるものとは、買った瞬間、または時間とともに増えていくものであり、資産価値のないものとは、買った瞬間、または時間とともに価値が下がっていくもののこと。
■投資で損をするのは、そのほとんどが感情が原因。
■人相は華僑社会では男性成功者はビジネスの真剣勝負の場で使用している。
■職場において、あの人は好き、あの人とは気が合わないといった個人的な感情は不要です。それよりもお互いの仕事の能力やスキルを認め合ってコラボする場所です。
■固定給で安心する人は、ある意味自分の腕に自信がないため安定志向になる傾向がある。逆に自分のスキルや腕に自信のある人は、成功報酬を求める。その場合、成功の客観的な測定の仕方を明記してきます。
■日本人は同僚とアフターファイブで飲みで愚痴をいってうっぷんを晴らす。アメリカ人は職場の同僚に個人的な悩みを相談せず、精神科医に相談する。徐々に日本人にも心療内科のかかりつけ医が必要になってくると思われる。
■仕事は自分の好きなことをするべき。寝食を忘れるくらいたのしいことなら続きます。そうしてその道を極めたらだれも太刀打ちできなくなります。仕事とはこういうものであるべき。
■投資は好き嫌いでは逆に滅びます。投資は感情抜きで冷静に向き合うものです。
・お金で家は買えるけど、家庭は買えない。
・お金で時計は買えるけど、時間は買えない。
・お金でベッドは買えるけど、快適な睡眠は買えない。
・お金で本は買えるけど、知識は買えない。
・お金で名医は買えるけど、健康は買えない。
・お金で地位は買えるけど、尊敬は買えない。
・お金で血は買えるけど、命は買えない。
・お金でセックスは買えるけど、愛は買えない。
- 作者: マダム・ホー
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/01/13
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