2015年08月10日
施川ユウキ先生の「バーナード嬢曰く。」2巻発売記念サイン会
かつて近麻ゴールドや近オリで麻雀漫画「ツモっ子どうぶつ」「ツモっ子の森」を連載していた施川ユウキ先生の、最新単行本「バーナード嬢曰く。」2巻発売記念サイン会が先週の8月8日(土)に池袋のジュンク堂書店で行われたので行ってきました。



今回はキャラクターを選べたので、神林しおり嬢を描いていただきました。
施川ユウキ先生、ありがとうございます!
1巻の時はさわ子だったので、いい感じにカップリングが出来上がりましたよ!

(過去記事:施川ユウキ先生の単行本3冊同時発売記念サイン会に行ってきた!)
さて、この作品の主人公はバーナード嬢こと町田さわ子なのですが、ニワカ読書家である彼女と対比させるために登場したガチ読書家・SFファンの神林しおり嬢が、連載が進むに連れてどんどん良い味を出しているのですよ。
例えば、さわ子に本を貸したら、それを開いて読みながら寝てしまっているさわ子を見つけて、本にクセが付くのを嫌って取り返そうとする神林さん。本が好きな者としては当然っちゃ当然なのですが、さわ子の寝言を聞いて手が止まってしまいます。

この嬉しさを噛み殺しているような複雑な表情!
神林さんチョロ可愛い!
こんな感じに、ニワカではあるもののそのぶん無邪気なさわ子と、マニアである故にオタク特有の若干のめんどくささも持ってしまった神林さんという、このコンビの相性は抜群ですね。さわ子に突っ込みを入れるのが神林さんのポジションの基本なのですが、時にはさわ子の無邪気さに翻弄され、初心者ならではの素直さ・純粋さに心あらわれるという関係性、実にいいです。百合的です。

「見栄とか関係なく、好きなモノを純粋に好きって言えるのは素晴らしいな…」
さりげなく名言ですよ、これは。オタク・マニアとして知識や経験を集積してしまうと、そのものを見てもいろいろ頭を働かせて考えてしまい、「純粋に好きと言う」のがなかなかできなくなりがちですからね…。私も好きな麻雀漫画を素直に好きだと言える気持ちを持ち続けてこのブログをやっていこうと思いました。
私が人並み以上に読んだ本って星新一とズッコケ三人組シリーズくらいで、今はたまにラノベや麻雀本を読むくらいでほとんどと言っていいくらいに本を読みません…。なので、神林さんや長谷川さんどころか、遠藤君やさわ子ほども読書をしていないのですが、実際にそれくらい本を読んでいる人からしたら「SFあるある」的な話も理解できてもっともっと面白いんでしょうね…。本ってなかなかにハードル高い趣味ではありますし、さわ子のような気持ちも分からんではないものです。様々な本が作中に出てきましたが、私が一番気になったのは「KAGEROU」でした。

神林さん(施川先生)の「KAGEROU」と水嶋ヒロへのアツい想い!w
2回も「KAGEROU」が出てくるとか、施川先生はどんだけ心揺れ動かされたんだw 「一周回って逆に気になる」ような読み方っぽいですし、私が読んでこういう複雑な思いを持てるかは微妙ですが、とりあえず今回一番気になる本はぶっちぎりでこれでした。2番目は「さまぁ〜ずの悲しいダジャレ」かなーw いつか読む時間を作れるだろうか…。
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この記事へのコメント
1. Posted by ダブルパンツ 2015年08月11日 22:16
どうでもいいんですが、イブニングの島耕作で麻雀やってましたよ