2015-08-13
ファミ通文庫青春恋愛枠とはなにか
一昨年からちょくちょく話題になるものに、ファミ通文庫の「青春恋愛枠」というものがあります。
これはファミ通文庫から出る毎月1〜2冊程度出る恋愛もののことを指しています。
該当作には
『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』
『陸と千星 〜世界を配る少年と別荘の少女』
『この恋と、その未来。』
『あじさいの季節に僕らは感応する』
『アオイハルノスベテ』
『クロスロード』
『僕と彼女の恋するミュージックデイズ』
『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界』
『LOST 〜風のうたがきこえる〜』
『下読み男子と投稿女子 〜優しい空が見た、内気な海の話。』
『碓氷と彼女とロクサンの。』
などが挙げられます。
「青春恋愛枠」に含まれる作品の特徴としては、
・コメディ/ファンタジー要素が薄いシリアスな恋愛もの
ラブコメ要素が薄く、シリアスな一般文芸/キャラノベ寄りの恋愛小説である。ファンタジー要素も希薄で、舞台は現代日本に設定される。
ファンタジー要素が出てきたとしても極端に現実離れしたものはなく、主眼が置かれるのはあくまで登場人物の心情と恋愛である。
・単巻もしくは3巻以内
単巻完結もしくは少数巻シリーズが多い。もちろん野村美月などの例外も存在する。
・マニア人気が高い
『ヴァンパイア・サマータイム』『この恋と、その未来。』などマニアから熱狂的支持を受ける作品が多い。
が挙げられます。
何故これが話題になっているかというと、「ライトノベルとしては珍しい部類に入るから」ではないでしょうか。
そりゃもちろん竹宮ゆゆことかいますけれど、ラノベ全体で見たらシリアスな恋愛ものは少なく、恋愛要素があれどラブコメディやファンタジーと結びついていることが多いわけで。
ではキャラノベはどうかというと、純粋な恋愛ものは少なく、あったとしても大半が大人の、それも女性視点の作品。
そんな中、ラブコメ要素の薄い恋愛作品をコンスタントに刊行しているファミ通文庫は目を惹きやすい。
若者の、男女両方の恋愛ものというジャンルはキャラノベにも居場所がなくて、流れ着いたのがファミ通恋愛枠なのではないでしょうか。
それと、もともとファミ通文庫にはそういう土壌があったことを忘れてはなりません。アニメ化された『文学少女』や『ココロコネクト』がそういうカラーを持っていて、石川博品・森橋ビンゴのマニア層からの熱狂的支持も恋愛枠の下地を作ったこともありますが、それ以前にも『うさ恋。』『三月、七日』『荒野の恋』などの恋愛枠に該当するであろう作品が散見されます。
最近では『あの夏、最後に見た打ち上げ花火は』『今日、となりには君がいない。』『されど僕らの幕は上がる。』などファミ通文庫以外からも恋愛枠的作品が刊行されています。
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