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米軍ヘリ墜落 甲板のクレーンに接触か
8月13日 5時07分

米軍ヘリ墜落 甲板のクレーンに接触か
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12日、沖縄県うるま市の沖合でアメリカ軍のヘリコプターが墜落し、7人がけがをした事故で、ヘリコプターは海賊への対処を想定した訓練のため、艦艇の上を低空で飛行中に甲板にあるクレーンに接触して墜落した可能性があることが、防衛省関係者への取材で分かりました。沖縄県は今後、原因究明と再発防止策の徹底をアメリカ軍に求める方向で検討することにしています。
12日午後、沖縄県うるま市の沖合でアメリカ陸軍のヘリコプターが墜落し、警察によりますと7人がけがをしました。
このうち2人は研修のために乗っていた陸上自衛隊の2等陸曹で、防衛省によりますと、1人は骨折の疑いがあり、もう1人は軽いけがをしたということです。
防衛省関係者によりますと、ヘリコプターは、船が海賊に襲われた想定で訓練をしていて、アメリカ軍の艦艇の上を低空で飛行していた時に甲板にあるクレーンに接触し、墜落した可能性があるということです。
防衛省によりますと、自衛隊がアメリカ軍と共同訓練を行う場合は、関係する自治体などに事前に連絡をしていますが、今回は共同訓練ではなく研修だとして沖縄県などに連絡していないということです。
沖縄県は今後、原因究明と再発防止策の徹底をアメリカ軍に求める方向で検討することにしています。

海外メディアも詳報

この事故について、海外メディアは普天間基地の移設問題を巡る政治的な背景とともに詳しく伝えています。
このうちイギリスの公共放送BBCは、「普天間基地の移設計画が沖縄県の翁長知事の反対にあっており、日本政府は先週、知事との集中的な協議の間は工事を一時中断すると発表していた」と伝えました。
また、AP通信は「沖縄県は、アメリカ軍基地に起因する犯罪や事故、騒音などの不満を訴え、日本政府との摩擦を生んできた。翁長知事は菅官房長官との協議で今回の事故に懸念を示すとともに、アメリカ軍基地の移設計画に反対する考えを伝えた」と報じています。

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