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英有力経済誌「エコノミスト」も売却へ
8月13日 0時38分

イギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」を日本経済新聞社に売却することを決めたイギリスのメディア大手「ピアソン」は、グループ傘下にある有力経済誌「エコノミスト」も、イタリアの投資会社などに売却することで合意したと発表しました。
イギリスのメディア大手、ピアソンが12日、発表したところによりますと、グループで保有している「エコノミスト・グループ」の株式の50%を、イタリアの投資会社などに4億6900万ポンド(日本円にしておよそ910億円)で売却することで合意したということです。
有力経済誌の「エコノミスト」は1843年に創刊されて以来、国際政治や世界経済の分析に定評があり、世界でおよそ160万部を発行しています。
ピアソンは先月23日、イギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」を日本経済新聞社に売却することを決めましたが、売却対象にエコノミストは含まれておらず、対応が注目されていました。
ピアソンとしては、フィナンシャル・タイムズとエコノミストの売却で得た資金で、世界80か国以上で行っている英語の能力試験などの教育事業を拡大するねらいがあり、ジョン・ファロンCEOは声明で、「今後、教育事業のグローバル戦略に注力する」とコメントしています。
新聞や出版といった活字メディアでは、活字離れやインターネットの普及で経営環境が厳しさを増していて、ここ数年、世界的に再編の動きが相次いでいます。

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