米国務省 北朝鮮のDMZ地雷埋設を非難

【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮が南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)の韓国側に埋めた地雷で韓国軍兵士2人が重傷を負った事件について、米国務省は11日(現地時間)、「休戦協定違反」と公式に非難した。

 トナー副報道官は同日に出した論評で、「国連軍司令部の特別調査団は北朝鮮人民軍が韓国軍のパトロールルートに地雷を埋め、休戦協定の条項に違反したと結論づけた。われわれは国連軍司令部と共に北朝鮮の休戦協定違反行為を糾弾する」と述べた。

 米国防総省も10日、北朝鮮を非難し、北朝鮮軍に高官級会談を求める予定だと表明している。

 同事件は4日、ソウル北方、京畿道・坡州付近のDMZ内で発生したもので、北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発し、韓国軍兵士2人が脚の一部を切断する重傷を負った。これに対する報復として、韓国軍は10日、軍事境界線沿いに設置した拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送を11年ぶりに再開。南北間の緊張が高まっている。

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