米プロ野球ピッツバーグ・パイレーツの姜正浩(カン・ジョンホ、28)=写真=が大リーグでますます存在感を増している。
米国の有力なインターネット・スポーツ・メディア「CBSスポーツ」(www.cbssports.com)は11日(韓国時間)、長さ2分52秒の動画を公開、今年これまでで最も印象的な活躍をしている新人を紹介した際、最初に姜正浩のことを取り上げた。CBSスポーツ所属の野球専門コラムニスト、ダイン・ペリー氏がこの動画で新人ナンバーワンに姜正浩の名を挙げ、「三塁手や遊撃手としてパイレーツに非常に生産的な結果をもたらしている。故障で抜けたジョシュ・ハリソンとジョーディー・マーサーの穴を見事に埋めた」と評価した。同氏はまた、「パイレーツが初めて姜正浩を獲得すると言った時、韓国プロ野球リーグ所属打者がトップレベルの米大リーグでやっていけるのかと疑問が多かったが、彼の高い『レッグキック(leg kick)』は、非常に高い生産性を示している」と評価した。
レッグキックとは、投手側に近い足を上げてスイングをすることで、打撃時のスイング速度と飛距離を伸ばす効果を生む。しかし、韓国プロ野球リーグより平均球速がはるかに速い球を投げる大リーグで生き残るには、レッグキックをやめるべきだという意見もあった。姜正浩はレッグキックを完全には捨てず、状況に応じて一般的な打撃フォームと適度に織り交ぜて独自の完全なタイミングで大リーグに適応している。
姜正浩は今年の打率2割9分3厘(300打数88安打)、9本塁打、39打点をマークしている。現在4打席足りない規定打席数さえ満たせば、ナショナル・リーグの打撃ランキング20位内に入れる成績だ。姜正浩は12日から始まるセントルイス・カージナルス戦の3連戦に先発出場する見込みだ。