LINEの「ひとこと」が「ステータスメッセージ」に仕様変更 履歴が見られなくなり字数制限の強化も
2015.08.12 20:36LINEには従来、友だちリストの名前下に近況などを表示できる「ひとこと」機能がありました。iPhone/Android版アプリがバージョン5.3.0へアップデートされたことに伴い、ひとこと機能が「ステータスメッセージ」として地味に変更されています。
「ひとこと」と「ステータスメッセージ」の違い
ひとことは、自分の近況や気分などをプロフィール上で表現できるミニメッセージですが、いつでも更新することができ、今まで書いてきた内容の履歴も確認することが可能でした(自分のひとことのみ)。
しかし、新しい「ステータスメッセージ」においては、現在設定している内容しか見ることができなくなっています。これが両者の一番の違いです。これまでの履歴は消えちゃったの!?と思うかもしれませんが、そこは最低限の救済措置が残されています。
LINEアプリをバージョン5.3.0にアップデートした場合、バージョン5.3.0以前のひとこと履歴は、LINE上にテキストや写真などのデータを保管できるストレージ機能「Keep」へ保存することができるようになっています。
ひとことの履歴を保存する方法
LINEの「その他」から[プロフィール]→[ステータスメッセージ]と進みます。
ステータスメッセージの編集画面に遷移しますが、ここで下部にあるグレーの[Keepに保存]ボタンをタップすると、テキストファイルでKeep内に更新履歴データが格納されます。
ただしこの履歴データは、以前のようにLINEのトーク風デザインでは復元できず、貧弱なテキストメッセージでのみ確認できます。スタンプなども加えて日記風に使っていたユーザーには、嬉しくない仕様変更かもしれません。
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ステータスメッセージでは入力できる文字数制限が強化?
ステータスメッセージも、ひとこと同様に更新することができます。LINEの「その他」から[プロフィール]→[ステータスメッセージ]と進んだ画面で、内容を変更するだけです。
ただし、ステータスメッセージでは、従来のひとことにおいて入力できた文字数より限定されているようです(プロフィール上に表示できる文字数は変わっていないとみられます)。
20字を超えるひとことを設定していたユーザーがステータスメッセージで内容を変更すると、ひとこと時代のメッセージ(字数)には戻せなくなってしまう点に注意が必要です。
実は3年前も「ひとこと」が「ステータスメッセージ」になっていた
実は、LINEは2012年8月にも「ひとこと」を「ステータスメッセージ」という名称に変更しており、今回同様、ひとことの更新履歴が閲覧できない仕様になったことがありました。
この時は「ホーム」機能が新たに搭載されたことに伴い、近況などはホームに投稿してもらおうという意図のようでしたが、「過去の自身の投稿を閲覧できるようにしてほしい」というユーザーの要望を受け、結局「ひとこと」という名称に戻し、次バージョンから履歴を見られるようにしています。
そして3年の時を経て「ステータスメッセージ」が再登場したわけですが、またもや「ひとこと」に戻ることはあるのか、密かに注目です。