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 九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市、89万キロワット)では、14日の発電・送電に向けた準備が進んでいる。11日午前に原子炉を起動し、同日深夜、核分裂反応が連続して起きる「臨界」に達した。川内1号機は約4年間運転を停止しており、九電は慎重に作業を進めている。

 原発は核分裂反応による熱でつくった蒸気でタービンを回して発電する。九電は13日にタービンの検査を行い、14日に発電と送電を始める。その後徐々に出力を高めて、8月下旬にはフル出力となる。9月上旬に営業運転に移る予定。

 川内1号機は2011年5月に定期点検で停止後、4年超も運転しておらず、九電はトラブルを警戒しながら作業を進めている。

 川内1号機は、東日本大震災後の新規制基準下で初めて再稼働した。約2年間の「原発ゼロ」が終わり、九電は川内2号機も10月中旬に再稼働することを目指している。

 関西電力高浜3、4号機(福井県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)も再稼働の準備が進んでいる。(長崎潤一郎)