2015年8月11日15時03分
再稼働に向けた手続きが進む九州電力玄海原発の地元、佐賀県玄海町の岸本英雄町長は「川内原発1号機が起動したことで一歩前進したと考えるが、もっとスピード感をもって、事業者も規制委員会も取り組んでほしい。また、九電は今後とも安全確保を最優先に取り組んでほしい」との談話を発表。同県の山口祥義(よしのり)知事は「これまでも、原発については安全第一であると申し上げてきた。(川内原発の)今後の運転状況を注視していきたい」という談話を出した。
一方、玄海原発の30キロ圏内にあり、原発立地自治体並みの安全協定を求めて九電と交渉を続ける同県伊万里市の塚部芳和市長は「周辺住民の原発事故に対する不安も相当大きいと思う。国、事業者は、住民の不安解消を最優先に防災体制の強化などにもさらに努力してもらいたい」とのコメントを発表した。
■滋賀県知事「強い疑問感じる」
福井県内の原発の30キロ圏内に2市が含まれる滋賀県の三日月大造知事は「実効性ある多重防護体制の確立などの課題があり、まだまだ不安な部分がある。現世代と次世代に責任を果たし得るかという観点で、大いなる不安と強い疑問を感じる」とのコメントを発表した。「政府と電力事業者は、原子力発電所の安全対策について、誠意と責任をもって対応することを強く求める」と要望した。
■高浜町長「ゼロ稼働から一歩進んだ」
関西電力高浜原発がある福井県高浜町の野瀬豊町長は11日、川内原発の再稼働について「厳格な新規制基準をクリアし、地元同意などを経ての再稼働であり、エネルギー基本計画に位置づけられている重要なベースロード電源がゼロ稼働から一歩進んだことは評価できる」と歓迎するコメントを発表した。高浜3、4号機は11月の再稼働を目指しているが、4月に福井地裁で運転差し止めの仮処分決定が出ており、見通しは立っていない。
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