2015-08-12

永遠のライバル

身バレ覚悟で書く。ちょっとフィクションも入れるけど。



私には永遠のライバル、A子がいる。

高校の頃は、ずっと仲良しだった。どの授業も同じクラス。二人ともバスケ部に入って、部活も一緒。


でも何もかも、敵わなかった。


私は毎日時間ぐらい勉強して、A子は一夜漬け

部活も私は毎回出席して死ぬ気で練習して、A子はサボってばかり。

でも勉強もA子の方が出来て、部活もA子の方がうまくなった。




大学は、偶然にも同じ大学に進学した。

専攻は違ったけど、同じ授業も多かった。

そのときも同じ。


勉強は、A子は一夜漬け、私はテスト2週間前から猛勉強。でもA子の方が成績が高かった。

センター試験も、塾に通い猛勉強した私よりも、一夜漬けのA子の方が上だった。


部活も、同じところに入って、二人ともめげた。

私は途中で退部したけど、A子は忙しいから休部、という形でフェードアウトして、在籍だけはしていることになっていた。

私は世間では「辞めた負け犬」だし、部活での人間関係も全部失った。引退した先輩たちからもすごく嫌われた。

だけどA子は部活も一応4年間続けて、仲間も「休部だから、仲間だよね」ということになっている。引退した先輩たちは、A子はまだ部活にいると信じ込んでいる。


アルバイトも、当時は某レストランアルバイトすることが人気だった。

人気すぎて全員落ちていたのに、A子だけ受かった。もちろん私も落ちた。

私は塾のアルバイトをしていた。その後縁があり、新規塾の立ち上げにも関わり、インターンになった。


学外のことも、A子は有名な学生団体に入り、そこでリーダーを務めるまでになった。

そこでいろんな人と知り合ったのだろう、知り合いは超有名企業の人とか、優秀な方々ばかり。

私は学外では小さなバスケサークルに入っていた。もちろん中ではキャプテンを務めたりしていたが、小さなサークルなので特に何も素晴らしい交友関係などなく、良い友達が数名いるだけだ。





その後、二人とも留学に行った。

初めてここで違う道に進んだ。

二人とも違う第一志望で、お互い第一志望の大学に行った。

ここで、やっと勝ったと思った。

でもそんなことなくて、

A子も私も同じ奨学金に応募して、A子は受賞した。私は落ちた。


留学先では、必死勉強した。

死に物狂いで勉強した。

部活も、体育会バスケ部に入った。


A子は、留学先でも一夜漬け

部活にも入らなかったが、世界的に有名な学生団体ちょっとだけ所属し、某企業インターンをしていたようだ。





帰国して、またA子と会った。

私はやっと勝てた、と思った。

留学先も、勉強量も、部活も、何もかも、自分の方が上に思えた。





そして就活が始まった。



私は15社出して、書類落ち、一次面接落ち、最終落ちも含め、全落ちした。

A子は2社だけ出した。偶然にも、私の第一志望A社と第二志望B社だった。



私は絶対A社に行きたくて、いろんな人に手伝ってもらって、とにかく必死にやった。

が、昨日、最終面接落ちということで、祈られた


A子は、A社に内定が決まった。






私は、彼女には一生勝てないのかもしれない。

彼女より幸せになれる自信がない。

きっとキャリア彼女の方が上で、結婚相手も彼女の方が上で、子供彼女の方が優秀になるのだろう。

きっとそうなのだろう。

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