前任者が急に辞めてしまい、本社社員である私が代役を当分の間勤める事になった。
その工場は色々とあまりうまく行っていなかったので、この際だからうまく行くよう改革をして欲しいと言われた。
私も改革は必要だと思っていたし、自分が率先してそういうことをやるのは好きな方だったから、その工場が色々ときつい仕事だとは知っていたが、所長を引き受けることはあまり嫌ではなかった。
しかし、色々と改革を進める為には、それなりに時間を費やさねばならない。
なので、日々残業時間が発生し続けていたのだけども、社長が「残業するな!」と言って聞かないのは知っていたので、残業時間は申告せずいわゆるサービス残業をし続けてきたのだった。
ただ、改革に費やす時間は自分の為とも思っていたし、全く苦でもなかったし、むしろ楽しんでやっていたので別にそれでも良かった。
それで、改革の目処がつき始めた数ヵ月後。
そうは言っても、業務上どうしてもやむをえない毎日一時間の残業だけは残った。
ここでは「工場」と仮定しているので、例えば取引先からの資材が届いて整理するための時間、とでもしておこう。
これだけはどうしても所長がやるしかない仕事であり、業績好調のため資材が多く届く事が多く、どうしても一時間の残業をせざるを得ない。
私は次に所長になる人のことも考え、思案を重ねて、この一時間の残業を申請する事にした。
現状では業務上どうしても避けられない残業なのだから、通るだろうと思ったのが甘かった。
改革に費やしたサービス残業はお前の能力不足である、と言われてもまぁとりあえず残業代支払わない理由として受け止めようではないか。
それもかなり無理筋だけども、それはとりあえずここでは問わない。
しかし、資材整理は業務上どうやったって発生する残業であり、これを解決する手段は、どう考えてもコスト高な方法しか思いつかない。
例えばそれが出来る能力のある人材を雇って、時間をずらして出勤させ、残業代を発生させない、と言う方法である。
あるいは取引先にお願いして早く資材を届けてもらうとかしても、その分他の仕事に影響し、製品の歩留まりが悪くなる恐れもある。
今の時間に取引先が来る事がベストとは言わなくてもベターであり、残業一時間無くす為に歩留まりを下げずにする方法を考える方がよっぽど難しい。
そもそもどうしてそんな努力をしなければならないのか。
高々毎日一時間残業つける程度、必要なコストと見て何故いけないのか?
他のことはほぼ全て上手くいっているのに、残業があってはダメだって言う。
正直やってられない。
追記:
「工場」の「所長」というのは分かりやすく例として出したまでで、本当はそうとは限りません。すみませんね、例が悪かったかもしれない。
で、所長であるところの私は、どうしても今の時間に出勤せざるを得ないのです。
さらに言えば、この「工場」はくそ忙しくて、実際には昼休憩だって10分あるかないかのことも多い・・・って別に気にもしてませんし、一応、労働時間計算上の一時間は休憩時間としてますけどもね。
アホほど安月給しか払わないし、その上残業代も払いたくないって、どこまであんたクソなの?
無茶したらほんとに「工場」回んなくなるよ?
所長が遅出する。
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