第1章 三つの基本要素
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カロリーよりも食事の質が大事
最新のダイエット法に困惑したことはありませんか? 困惑しているのはあなただけではありません。食生活についてのガイドラインがしょっちゅう変わるため、どうしたら健康的に食べられるのか分からない人は大勢います。ある研究報告によれば、その割合は4人中3人です。健康的に食べる方法を体得するのは難しい。全体の半数以上は、自分の所得税を計算するよりも難しいと答えています。
だからなのでしょうか、アメリカ人の大多数が減量しようと思っているにもかかわらず、3分の2は太り過ぎか肥満体です。「ダイエット中」というのは期間限定の行為です。どこかで終了するというのを前提にしています。だからこそ、ダイエット法の多くは失敗する運命にあります。もし「これさえ数週間続ければ健康になれます!」などと宣言する本を読んだり広告を見たりしたら、ちょっと疑ってみたほうがいいでしょう。
「食べる量」よりも「食べる質」が圧倒的に大切です。ハーバード大学のチームが20年間にわたって、10万人以上を追跡した画期的研究があります。健康に大きな影響を与えるのは、摂取したカロリー量ではなく、摂取した食べ物の種類---こんな結果が出たのです。
食べ物の質は運動の量よりも重要であるという研究結果もあります。研究を手掛けたハーバード大研究者の一人は「ほどほどであれば何でも食べていいという考え方は、好きな物を何でも食べるための口実にすぎない」と指摘しています。
多くの人気ダイエット法の中には有益な要素も含まれています。ただし、単独では役に立ちません。包括的な食生活改善プログラムの一部として利用して初めて役に立ちます。まず、これまで試したあらゆるダイエット法を振り返り、その中から有益な要素を抜き出す。次に、抜き出した有益な要素を基にして、自分自身の包括的プログラムを作成する。良いプログラムにするには揚げ物や精製炭水化物を避け、できるだけ糖類無添加の食べ物を選ぶようにしましょう。
著者:トム・ラス
翻訳:牧野洋
新潮社 / 定価1,404円(税込み)
◎内容紹介◎
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