榊原一生、伊藤あずさ
2015年8月12日05時08分
薄着になり、体形が気になる季節。一念発起で食事制限や運動に励む人が増えているが、ダイエットに王道はあるのか。
たるんだ体が、軽快な音楽とともにしまった体形に変身する――。印象的なCMが話題のフィットネスジムを全国展開するRIZAP(ライザップ)。最も安い2カ月コースで約37万円かかるが、会員数は延べ約3万人。店によっては、入会待ちの場合もある。
同社の特徴は、専属のトレーナーつきの筋トレと、糖質を控えた食事の推奨だ。千葉市の女性公務員(29)は品川店で週2日、1回50分の運動をこなし、食事もトレーナーが指導する。肉や魚などのたんぱく質、脂質が中心で、毎食の写真をメールで送信する。2カ月続けると体重が77キロから14キロ減った。「動きが軽快になった」と喜ぶ。
ただ糖質は3大栄養素の一つ。摂取量を大きく減らすと健康面に問題はないのか。高雄病院(京都市)の江部康二理事長(65)は「従来のカロリー制限食よりも満腹感を得られ、苦しむことが少ない。減量効果も報告されている」と評価する。糖質をとると血糖値の上昇を抑える成分が分泌される。それが体脂肪につながるという。糖質制限は、元々は糖尿病治療。江部理事長も糖尿病をわずらい、実践すると血糖値が改善したという。
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