「美しい」表現の筆文字ロゴデザイン
【秋の感謝祭】
行書体で仕上げた筆文字イベントロゴの制作例です。
ややもすれば、活字的になりがちな文言ですが下部を重くしたり軽くしたり細い線も取り入れて若干のデザインを心がけました。また、行書の基本の気脈・筆脈の重要性も最後まで大切にしました。
【唱歌「夏は来ぬ」の歌詞】
佐佐木信綱の「夏は来ぬ」の一部分を揮毫しました。
この詩は、とても日本的情緒が漂っています。とても美しい詩です。その美しさを表現するのに筆文字が似合い、書体は仮名書道を利用するのが効果的だと思います。万葉仮名や連綿を少し取り入れたために読みづらくなりましたが、美しい表現を第一に創作した関係上この様な作品になりました。
【美】
美しさの表現には篆書体・行書体・楷書体等の中からどの書体を選ぶか、そこから創作に取りかかります。
この「美」は楷書体に近いものですが、線質は人間の姿をモチーフにし起筆が露鋒になっているのは収筆を懸針篆にすることを始めに考えていましたので、最終的にはなるべく左右対称となる筆文字ロゴにすることを目指しました。