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shi3zの長文日記 RSSフィード

2015-08-11

帯域制限を越えた

 MiFiというサービスがある。


 MiFiっつうのは、要するに私のWiFi、つまりMy WiFiをテキトーに縮めただけのネーミングなんだけど、いわゆるひとつのモバイルルータである。


 MiFiは海外出張には欠かせないアイテムで、これさえあれば世界中どこででも仕事ができる。

 そしてこれがないと世界中どこででも仕事ができなくなるという恐怖のアイテムでもある。


 さて、たまの海外出張。出張三日目にして僕はニコ生出演と、東京とのSkype会議を終えたところ、星の涙を見た。


https://i.gyazo.com/54327f92f8ac6f242d2c883aa39414e8.png

 使用可能容量4GB中16GB・・・超えてるじゃん。

 ダブルスコア・・・いや、トリプルスコアを越えた、クワッドスコアで!!!


 超えちゃっていいんかい!というツッコミと、「もうお前には高速インターネットはやらん」とガンコ親父に勘当された放蕩息子のような気分とでただただ絶望した。


 うんとまあちょいと。


 確かにSkypeとFacetimeを同時に使うのは少々やり過ぎだったかもしれん。


 しかし、ニコ生一時間+Skype会議(+Facetime)を30分くらいしか使ってない。


 SkypeもFacetimeも自力で帯域制限を掛けられない。


 それでこのザマですよ。


 ちなみにみなさんアメリカのホテルに宿泊したことのない人は「モバイルルータがダメならホテルのWiFiを使えばいーじゃん」的な、「パンが食えないなら米を食えばいいじゃん(違う)」的な、マリー・アントワネット的発想で一笑に付されるかもしれませんが、そもそもアメリカのホテルっつーのはWiFiが細いんですわ。日本で言ったら、地方の民宿くらい細いんですわ。あるだけマシ的な。


 パンフレットに堂々と「100Mbps 無料インターネット」って書いてあったら、それはホテル全体でピーク性能が100Mbpsなんですわ。


 だから、確かに日中の誰もいない時間帯はめっちゃ早いけど、学会やらでネット使う人間がわんさかやってきてる時期のホテルのLANっつうのは基本的に屁のつっぱりにもならんのですわ。


 そーなるともうちょっとしたOSSをpip installできないし、会場で初めて知った新しいソフトもダウンロードできない。


 この状況では誰もがジャック・バウアーのように「Damn it!!!!」と、どこかれ構わず殴りたくなるのも人情というもの。


 「待ってジャック。その人を殺さないで。その人はたった一人しかいない私の父なの」


 「だがこいつは凶悪なテロリストだ!このロサンゼルスを核攻撃しようとしている」


 「お願いよジャック!」


 「言え!!爆弾はどこにある!!!??言わないとお前の娘を痛い目にあわせるぞ」


 「やめてジャック!!!」


 「俺にこんなことまでさせるお前を恨むぜ。もう時間がないんだ。・・・・さあ言え!!言うんだ!!」


 「ジャック!!なんてひどいことを・・・・お願いよもうやめて・・・」


 「すべて恨むならこのテロリストを恨むんだな。実の娘にこんなことをされてもまだ黙ってるとは大した根性だ・・・」


 「ジャック!!あなたを見損なったわ!!」


 「これでもまだ口を割らないか。早く爆弾の在り処を言わないと、おまえの可愛い娘の顔に一生消えない傷がつくことになるぞ」


 「ジャック!!!人でなし!!!!」


 

 ああ、もうロサンゼルスに居るってだけに変な妄想が膨らんでしまう。

 毎夜のように流れる銃声とパトカーのサイレンが子守唄。


 ちなみに外務省によると去年一年間のうちにロサンゼルスで起きた凶悪犯罪は19805件。

 えーと、365で割ると毎日54件の凶悪犯罪が起きてることになる・・・っておい、ロボコップのデトロイトより多くないか?


 一日あたり2.4件のレイプ犯罪があり、3.8回の銃撃事件があり、20件の凶悪暴行事件があって2日に一人が殺人で死んでいるという。


 マジか!! LAPD!!! LAPD!!! 仕事しろ。


 つうかそんな危険な町、ロスのダウンタウンで二年に一回国際学会やるとか正気か。科学者が死なないのが不思議だ。


 テロリストよりふつうの犯罪者のほうが怖いよ。

 

 ネットもろくに使えないとほんとろくなこと思いつかないなー。


 最近のお気に入りは、タダアプリで読める「まるごし刑事」


まるごし刑事1

まるごし刑事1


 ワンパターンだけど飽きないわ