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再稼働の川内原発1号機 14日に発電へ8月12日 4時04分
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国内の原発として1年11か月ぶりに再稼働した鹿児島県にある川内原子力発電所1号機は、11日夜に核分裂反応が連続する「臨界」の状態になり、14日に発電を始める計画です。原発の再稼働を巡っては国民の理解が十分得られておらず、国や九州電力には説明を尽くすとともに安全対策を向上させていくことが求められます。
川内原発1号機は、11日午前10時半、中央制御室で運転員が核分裂反応を抑える「制御棒」を原子炉から引き抜くレバーを操作して原子炉を起動し、再稼働しました。
九州電力によりますと、その後、核分裂反応の調整が行われ、11日夜11時に核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態になりました。原発が稼働するのはおととし9月に福井県の大飯原発が停止して以来1年11か月ぶりで、4年前の福島第一原発の事故を受けて作られた新しい規制基準のもとでは初めてです。
九州電力は、12日から一部の制御棒を動かして、核分裂反応を十分に制御できるかを確認する検査などを行い、問題がなければ14日に発電を始め、その後、徐々に原子炉の出力を高め、来月上旬に営業運転に入る計画です。
原発の再稼働を巡っては、国民の理解が十分に得られておらず、NHKが今月行った世論調査では、「賛成」と答えた人が17%、「反対」が48%、「どちらともいえない」が28%と、反対が賛成を大きく上回る状況が続いています。
国や九州電力には、説明を尽くすとともに、安全対策や防災対策を向上させることが求められています。
九州電力によりますと、その後、核分裂反応の調整が行われ、11日夜11時に核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態になりました。原発が稼働するのはおととし9月に福井県の大飯原発が停止して以来1年11か月ぶりで、4年前の福島第一原発の事故を受けて作られた新しい規制基準のもとでは初めてです。
九州電力は、12日から一部の制御棒を動かして、核分裂反応を十分に制御できるかを確認する検査などを行い、問題がなければ14日に発電を始め、その後、徐々に原子炉の出力を高め、来月上旬に営業運転に入る計画です。
原発の再稼働を巡っては、国民の理解が十分に得られておらず、NHKが今月行った世論調査では、「賛成」と答えた人が17%、「反対」が48%、「どちらともいえない」が28%と、反対が賛成を大きく上回る状況が続いています。
国や九州電力には、説明を尽くすとともに、安全対策や防災対策を向上させることが求められています。