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参院安保特別委 防衛相答弁で中断・散会8月11日 18時02分
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安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、共産党が示した、防衛省の統合幕僚監部が法案成立後の自衛隊の対応を記したとする文書を巡る中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣の答弁が不十分だなどとして質疑が中断し、再開されないまま散会しました。
11日行われた安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会で、共産党の小池副委員長は、防衛省の統合幕僚監部が作成したとする資料を示したうえで、「南スーダンで国連のPKO活動に参加している自衛隊の部隊が、来年の2月から法律に基づいて運用されると書いてあるなど、法案が成立したあとのことを検討している。このようなことが許されるのか」とただしました。
これに対し、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、「提示している資料がいかなるものか、コメントは差し控えたい。必要な事項の取り扱いは法案成立後に検討すべきことであり、この資料について確たることは申し上げられない」と説明しました。
しかし、小池氏は、「法案の成立を前提に、部隊の編成計画まで出ており、絶対許されず法案を撤回すべきだ。これ以上議論できない」と主張して納得せず、質疑が中断しました。このあと理事懇談会が開かれ、与党側は、審議を続けるよう求めましたが、野党側は、「まず、この資料が事実かどうか明らかにすべきだ」などとして折り合わず、委員会は質疑が再開されないまま散会しました。
これに対し、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、「提示している資料がいかなるものか、コメントは差し控えたい。必要な事項の取り扱いは法案成立後に検討すべきことであり、この資料について確たることは申し上げられない」と説明しました。
しかし、小池氏は、「法案の成立を前提に、部隊の編成計画まで出ており、絶対許されず法案を撤回すべきだ。これ以上議論できない」と主張して納得せず、質疑が中断しました。このあと理事懇談会が開かれ、与党側は、審議を続けるよう求めましたが、野党側は、「まず、この資料が事実かどうか明らかにすべきだ」などとして折り合わず、委員会は質疑が再開されないまま散会しました。