燃料プールの大型がれき引き上げ 福島第1原発3号機使用済み核燃料プールから「燃料取扱機」を引き上げる作業が行われた福島第1原発3号機=2日(東京電力提供) 東京電力は2日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールに落ちて廃炉作業の支障となっていた「燃料取扱機」を大型クレーンで引き上げた。重さ約20トンとプール内で最大のがれき。誤って落とせば燃料の損傷など重大事故につながりかねず、屋外での全ての作業を中断するなど厳戒態勢で臨んだ。 東電は「がれき撤去作業は大きく進展し、今後の燃料取り出しと廃炉に向けて大きな一歩となった」と評価した。 現場は放射線量が極めて高いため、引き上げは2日午前11時55分ごろ、遠隔操作で大型クレーン2台を使って開始。午後1時18分ごろ撤去作業を終了した。 【共同通信】
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