【ジャカルタ=共同】インドネシア国家開発企画庁のアンドリノフ長官は11日、日本と中国が受注を競っているジャワ島の高速鉄道建設計画に関し、「日中の事業化調査の結果を精査し、2週間後に政府の決定を発表する」との考えを示した。
インドネシアを訪問している中国の国家発展改革委員会の徐紹史主任(閣僚級)と会談後、記者団に述べた。同計画では日本が新幹線、中国が自国の高速鉄道の導入を目指しており、インドネシアは第三国のコンサルタントを雇って日中の案を精査する方針を示していた。
同長官は「コンサルタントの協力を得て、工費や部品の現地調達率、雇用創出効果など、あらゆる面を吟味する」と語った。政府決定の発表時期は「早まる可能性もある」とも述べた。
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