10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべき3つのこと  はてなブックマーク - 10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべき3つのこと

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法

成功することは誰でもできる。特にこれからの10年間の生き方次第で、結果が大きく変わるだろうね

P.19
10年前と今では、世界が大きく変わりました。

いまや「大企業に入社できたら一生安泰」なんてことはありません

答えがないこの時代に生き残るために、どうしたら良いのでしょうか。


本『10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと』は、カネボウやダイエーなどの企業再生、クリスピー・クリーム・ドーナツの日本参入など様々な事業を手がけた山口揚平さんの新刊。

今日は本書から、3つのポイントを紹介します。





1. ヨコ社会で重要なのは「信頼残高」

著者によると、今はタテ社会からヨコ社会への大きな変化の中にあるといいます。

「先ほど登場した40代の先輩を例に出すと、彼らは、”ガンダム世代”と呼ばれているのを知っているかい?」
「ガンダム世代?」
「(中略)ガンダムは、モビルスーツによる戦争を背景に、人間関係の縦社会の構図を描いている。ワンピースはいわずもがな、ヨコのつながりの人間関係を描いた横社会の物語だ」

P.98

マンガ『ワンピース』でルフィは、組織の上下関係ではなく、信頼によって自分で仲間を集め、ヨコのつながりで分業し、大きなことを成し遂げていきます。

仲間力を上げる4つのポイント ~ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法


そしてつながりが大切な今日のヨコ社会では、「信頼残高」が重要。

「まずは、自分の信頼残高を増やすことだ」
「信頼残高……」
「信頼を得られればつながりも増える。私は、資産は必ずしもキャッシュ(お金)だけではないと思っている。スキルがあればお金に変えられるし(マネタイズ)、信用があればお金を調達すること(キャピタライズ)ができる。ヨコ社会 では、『つながり』が資産だ。それを増やすには、信頼残高が多いほうがいい。

P.113
では、どうすれば信頼残高が増えるのか。

「助けて!」と言える相手を持つことかな。損得抜きで付き合える人たちを周りに作ること。時間と余裕がある時は功徳を積みなさい。信頼残高が増えるから。特に、友達が最も困っている時こそ、全力で助けなさい。そういった自分のクレジットを溜めておけば、いつかそれを使うことができる

P.140
ネット社会の今は、誰とでも簡単につながることができるヨコ社会。

私も最近だとありがたいことに、ネットで知り合ったなどから、講演の依頼をいただきました。

これは年齢や職業(職場)を超えたもの。

人として信頼されているんだと、大変感謝しています。


2. 「柔軟性」を身につける

そもそも仕事とは、他人や社会に貢献することだろう?だったら、自分でなく相手に合わせられるかどうかってことが必要だ。変に自分にやり方や成功に凝り固まっている人は、人が求めることをやっているようで、自分の自我を押し売りにしているにすぎない。

P.77

「私が思うに、(海外留学で)一番大事なのは、柔軟さを身につけることだと思うよ。個性の強い人もわがままな人もいるし、(中略)もう本当に日本のようにはうまくいかない。人っていうのは、今まで自分が思っているレベルの3倍わがままだった、ということに気づくよ」(中略)
「そこで大事な悟りは『そういう人もいる』ってことだ。そう思って、嫌な相手とも付き合えたら、だんだん自信もついてくるよ」

P.145
嫌なこと・嫌な人を避けるのは違います。

気の合う仲間とだけいても、成長できません。

むしろ「違い」を認めることが重要です。

「柔軟性を身につけるには、本当は摩擦が大事だ。でも日本人というのは、同じことに価値を置く」
(中略)
同じ人達と付き合うのは安全だけど、そこに価値はないよ。特に世界では、”違うこと”が価値になる

P.146
私はありがたいことに、勉強会の運営などを通じて仕事以外でも年上・年下の方と多く関わります。

年齢・職業の違う人と話すとやはり違和感も多いのですが、それを認めることの大切さを痛感しています。


3. 優秀さは、能力と謙虚さのこと

「優秀な人って、一流の大学を出たり、高い成果を出したり、それに、きちんと自分の考えを伝えられたりする人ですよね」
「ほとんどの人はそう言うけど、実際は有能な人よりも、柔軟な人、謙虚な人こそ、優秀なんだよ。独立すればそれはわかる」
(中略)
「こう考えたらどうだろう?有能で決して自分の考えを曲げられない人と、謙虚で誰に対しても何か役に立とうとしている人と、どちらの人と一緒に仕事がしたいだろうか」
(中略)
「大事なのはコントリビューション(貢献)マインドだ。(中略)謙虚に人に貢献しようという人は、最終的に信用も得られる」

P.142
組織的に立場が上だというだけで、あるいは年齢が上だというだけで、偉そうな態度をとる人はイヤですよね。

仕事ができるのに謙虚、あるいは立場や年齢が上なのに謙虚な人は、ファンが多く集まります。


以前、ライフネット生命の出口CEOにお会いしたときは驚きました。

有名人で、私より年上で、会社のトップであるにもかかわらず、出口CEOのほうから「よろしくお願いします」と名刺を差し出されたのです。

もちろん営業なわけですが、とても腰が低くて嫌みは感じられず、むしろファンになってしまい、彼の本を何冊も読みました。


結局、好かれるのは謙虚な人
  • 「この人と一緒に仕事がしたい」と思ってもらえ、チャンスとお金が得られる
  • 「この人から買いたい」と、価格より人で選んでもらえる
  • 「応援したい」と思ってもらえ、チャンスが得られる
などのことが起こるでしょう。


そして大切なのは「貢献」。

2014年の10冊にも選んだ本『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』をぜひ読んでみてください。

「周りの誰かの役に立てないか?」といつも考えるようになりました。

あなたはどっち?「与える人」は成功し、「もらうだけの人」は妬まれる


まとめ

非常に勉強になりました。

どの章も、非常に重要な内容が凝縮されていますが、物語形式でとても読みやすくなっています。


「10〜20代向けの本かな?」と思ったのですが、そんなことはありません。

30代、40代の方でも大きな学びがあるでしょう。


ここで紹介した以外にも、
  • 学びの3C
  • 「言語化能力」が重要
  • 知識はうろ覚え・語学は話せるていで問題なし
  • イーロン・マスクを生み出した世界の仕組み
  • お金をどこへ流すべきか
などなど、ぜひ読んでいただきたい内容です。






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