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[サンフランシスコ 10日 ロイター] - 米検索大手グーグル(GOOGL.O)は10日、経営組織の大幅な再編を発表した。持ち株会社「アルファベット」を新たに設立し、検索事業などを新会社の傘下に収める。
ラリー・ペイジ最高経営責任者(CEO)が新会社のCEOとなり、グループ内で最大部門となるグーグルのCEOには上級副社長のサンダー・ピチャイ氏が就任する。
また、グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリン氏がアルファベットの社長、グーグル会長のエリック・シュミット氏がアルファベットの会長となる。
上場企業はこれまでのグーグルからアルファベットに変更、グーグルの全株式が自動的にアルファベット株に移管される。株式数や権利などの変更はない。
ペイジCEOはブログで「新たな組織構造により、われわれはグーグルが内包する途方もない機会に焦点を合わせ続けられる」と述べた。
組織再編は株式市場の終了後に発表され、グーグルの株価は時間外で7%近く急伸。708ドルをつけた。
今年3月にモルガン・スタンレーから移籍したグーグル最高財務責任者(CFO)のルース・ポラット氏はグーグルと新会社のCFOを兼任、現在のグーグルの取締役は新会社の取締役に横滑りする。
*内容を追加します。
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