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【芸能・社会】うみくん メジャーデビュー ユーチューブ動画投稿で注目され2015年8月11日 紙面から
動画サイト「YouTube」に投稿する歌やコスプレで世界中から注目を集める新人シンガー・ソングライター、うみくん(26)が、「UMI☆KUUN」のアーティスト名でメジャーデビューが決まったことを本紙のインタビューで明かした。デビュー曲「I am Just Feeling Alive」(10月28日発売)は、TBS系アニメ「ヤングブラックジャック」(10月1日スタート、木曜深夜2時16分)のオープニングテーマにも決定。大型タイアップを追い風に大ブレークを狙う。 歌うこととアニメ、ゲームが大好き。やたらとハイテンションで、ちょっぴりうざいけど、さわやかなイケメン。そんな“うざやか”なうみくんが今、人気上昇中だ。 昨年3月、米アニメ映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go〜ありのままで〜」を歌う動画を投稿したところ思わぬ反響があった。以後「YouTube」でさまざまなアニメのコスプレ姿や歌唱シーンを投稿。公式チャンネルの登録者は1万人を突破した。さらにYouTubeのディズニーチャンネルが主催した映画「マレフィセント」主題歌のカラオケチャレンジ部門で約2000人の中からファイナリストに。その1次審査は動画だった。 「『個性が強すぎる』という理由で優勝はできませんでしたが、2次元が3次元につながったというのが良い経験になりました」と振り返る。動画の将来性を再認識した瞬間だった。 今年は、7月にフランスで開催された日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」の日本国内の事務局をアポなしで訪問し、出演を直談判して、オフィシャルリポーターに選ばれた。渡仏前から動画で宣伝しまくったところ、現地ではサイン会に長蛇の列ができ、ライブには約2000人が詰めかける人気ぶりだった。 「初めての海外での活動でも、国境を越えてたくさんの人が温かく歓迎してくださって幸せでした。それらの経験を通じて僕の心の中に、音楽ともっと真摯(しんし)に向き合いたいという決意が生まれました」と目を輝かせるうみくん。 その熱意が報われて、メジャーレーベル「ビーイング」との契約が決まり、デビューが決定。しかも、夢にまで見たアニメ主題歌というプレゼント付きだ。「『ヤングブラックジャック』は漫画で読んでいたので、この上ない幸せです」と大喜びしている。 自身が作詞したデビュー曲には「うまくいかないことがあっても、希望を持って今生きている瞬間を大切にしよう」という思いを込めた。若き日のブラックジャック、間黒男(はざま・くろお)の苦悩を描く作品にぴったりの内容だ。 アーティスト名は「UMI☆KUUN」。支えてくれるファンやスタッフへの感謝の気持ちを原点に、「あなた」の「U(You)」を自身のローマ字表記に1文字追加した。「世界中の人々とドキドキワクワクを常に共有し続けるような存在でありたい」。好奇心旺盛なうみくんの冒険が始まった。(江川悠) ●うみくん 1988(昭和63)年12月17日生まれ、愛媛県出身。東京音楽大学卒。昨年から動画サイト投稿をはじめ、SEKAI NO OWARI「Dragon Night」や、クマムシの「あったかいんだからぁ♪」の歌唱シーンが注目を浴びる。 PR情報
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