蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】阿部を再生せよ G首脳陣総動員2015年8月11日 紙面から
もうなりふり構っていられない。巨人は10日、野手陣が休日返上の練習を敢行。9日までの広島3連戦(東京ドーム)で9打数1安打だった阿部慎之助内野手(36)に対し、原監督以下首脳陣が総動員で突貫工事に乗り出し、混セ抜け出しへのカギを握る男の復調へ知恵を振り絞った。 「ここからは結果だから…。(攻めが)厳しいと言われても、そこを打たないと」。悲壮ともいえる言葉を口にした阿部再生に向け、首脳陣がスクラムを組んだ。背番号10がフリー打撃を始めると、選手兼任コーチで、自らの練習メニューを終えた高橋由も、打撃マシンの横に移動。村田総合コーチと確認の言葉を交わしながら、スイングを見つめた。 ただ、見ているだけではない。事前に村田コーチは、清水打撃コーチとともに広島戦の映像をチェック。体の開きが早くなっていることを発見し、練習前に「もう少し我慢したらどうか」とアドバイスした。阿部はまさしくわらにもすがりたい思い。忠告に従い逆方向を意識して、黙々とバットを振り続けた。 村田コーチが「結果はどうなるかわからないけどね」と言えば、高橋由は「気づいたことを伝えるか?」という問いに首を縦に。原監督はあくまで「まだ勝負は続く。人事を尽くして天命を待つ」と、静かな口調で先を見据えた。いずれにせよ、背番号10の再生するのか否か…。今後の戦いに大きな影響を及ぼすのは間違いない。 (川越亮太) PR情報
|