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【政治デスクノート】「この方が日本の首相になってくれれば…」 訪韓で好感度急上昇の岡田代表 支持率低迷の朴大統領は「渡りに船」?

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「この方が日本の首相になってくれれば…」 訪韓で好感度急上昇の岡田代表 支持率低迷の朴大統領は「渡りに船」?

会談に臨む韓国の朴槿恵大統領(左)と民主党の岡田克也代表=8月3日、ソウルの青瓦台(共同)

 唯一、岡田氏が「民主党は今、安倍内閣が提案している安保法制について、集団的自衛権の行使については反対している」と述べた場面だけは、大統領も直接の言及を避けたという。岡田氏の意図は不明だが、北朝鮮という“敵国”と国境を接する韓国の指導者が、米国という共通の同盟国を持つ日本の安保政策に関し、うかつに口をはさめないのは当然だろう。

 この点を除けば、まさに息がぴったりとあったやりとりで、2人の相性の良さがしっかりと伝わってくる会談だったことは間違いない。

 ただ、ちょっと気になることがある。同行取材した本紙政治部、山本雄史記者によると、会談後の岡田氏の記者会見に詰めかけた韓国人記者は数人。質問も「大統領がどういう脈絡で韓日中首脳会談に触れたのか」という事実確認の一問だけだったという。日韓関係が長く冷え込む中、雪解けのきっかけと期待してもよさそうな会談だったのに、なんともそっけない韓国メディアの反応である。

 気を取り直して、一般の韓国人の反応をインターネットで探ってみると、「民主党は韓国と仲良くしたいと思っている。ありがたい人だから、いいおもてなしをしてほしい」「この方が首相になってくれれば、韓国と日本はより良い関係に一歩近づけるだろう」などなど、岡田氏の好感度は急上昇したようだ。

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