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韓国軍「北が地雷埋設」 拡声器の政治宣伝を再開

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韓国軍「北が地雷埋設」 拡声器の政治宣伝を再開

北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯の韓国側で地雷が爆発した現場。韓国軍兵士2人が重傷を負った=9日(聯合=共同)

 聯合ニュースによると、DMZに埋設された北朝鮮の地雷で被害が出るのは48年ぶりという。北朝鮮の軍事行動で韓国軍に人的被害が出たのは2010年11月の延坪島(ヨンビョンド)砲撃以来となる。

 韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相はこの日、爆発現場近くのDMZ監視所を視察、「敵が挑発してきたら躊躇(ちゅうちょ)なく果敢に断固として対応せよ」と兵士らに指示した。

 拡声器による政治宣伝放送とは、北朝鮮指導部の実態や失政、人権弾圧などを明らかにし、自由主義陣営の優越性を強調するもので、北朝鮮将兵らの動揺を狙う心理戦の一環。同放送は親北朝鮮政策を掲げた盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下の04年6月に中止され、放送施設も撤去された。

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