「韓国の若い選手たちは今回の大会をきっかけに成長したと思います。これからはリオデジャネイロ五輪予選の準備をする時です」
サッカーのユン・ドクヨ韓国女子代表チーム監督(54)は8日、2015年東アジア杯を終えた感想を問われると、「リオ五輪」に言及した。12チームが出場するリオ五輪本選に韓国女子代表が出場するには、来年2月に大阪で行われるアジア予選を2位以内で通過しなければならない。韓国・北朝鮮・日本・中国・オーストラリアなど女子サッカーの強豪が勢ぞろいしており、厳しい勝負になると予想されている。
だが、韓国は今回の東アジア杯で善戦した。このため、史上初の五輪出場に希望の光が差したという評価もある。8日に行われた北朝鮮との東アジア杯第3戦で、韓国は北朝鮮のユン・ソンミとラ・ウンシムに連続ゴールを奪われ、0-2で敗れた。今回も北朝鮮の高い壁は越えられなかったが、第1戦・第2戦で中国と日本を相次いで破ったため2勝1敗とし、大会準優勝を手にした。2005年の第1回大会で優勝して以来の好成績だ。現役の陸軍中士(軍曹に相当)のクォン・ハヌル=尚武=は、北朝鮮戦に先発出場し、韓国女子サッカー史上初の100試合出場を果たした。
東アジア杯を終えて9日に帰国した韓国女子代表チームは「リオ体制」に突入した。チョ・ソヒョンは「11月にWKリーグが終わったら、来年2月の五輪予選まで時間がかなり空く。実戦力を保つには、コンスタントに代表チームが招集され、親善試合を何度もする必要がある」と述べた。