「小笠原」「オコエ」ドラ1候補に急浮上!堤GM異例の甲子園視察

2015年8月11日6時0分  スポーツ報知
  • MAX150キロの球威を誇る左腕、東海大相模・小笠原投手(右)俊足・好打が売りの関東第一・オコエ外野手
  • 6月の全日本大学選手権で、ネット裏から視察する巨人の堤GM(右)と山下スカウト部長

 巨人が、今秋のドラフト会議に向けて、東海大相模の小笠原慎之介投手(3年)を1位候補に、さらに関東第一のオコエ瑠偉外野手(3年)を上位候補に急浮上させたことが10日、分かった。堤辰佳GM(49)が、現在行われている夏の甲子園に、11日の関東第一VS高岡商、12日の東海大相模VS聖光学院の2試合を視察することが判明。自らの目で実力、スター性を感じ取り、他の上位候補も含めて絞り込んでいく方針だ。

 原巨人が4連覇へとまい進する中、水面下では来季の新チームに向けた動きも活発になってきた。堤GMはこの日、チームを離れ、大阪へと向かった。関係者の話を総合すると、東海大相模の150キロ左腕・小笠原慎之介投手と、関東第一・オコエ瑠偉外野手の視察が目的で、滞在わずか2日間の強行日程は超異例だ。

 夏の甲子園大会の予選を経て、2人の株価は急上昇した。12日の聖光学院戦で登場する小笠原は、神奈川大会で4試合に投げ、計27イニングで失点はわずか1。球威だけでなく、チェンジアップなどの変化球も1級品で完成度は高かった。今秋のドラフトでの1位競合が予想される逸材だが、大舞台での活躍次第では、巨人が名乗りを上げる可能性は十分ある。

 さらにもう1人。11日の第2試合で高岡商と対戦する関東第一、父がナイジェリア人のオコエも評価はうなぎ登りだ。東東京大会では打率4割4分をマークし、1本塁打とパワーも見せた。日大豊山との決勝戦では中前への安打を、俊足を飛ばして二塁打に変えた。関係者は「あの二塁打は鮮明に残っている。あれはすごい」と身体能力の高さにほれ込んだ。こちらも上位候補として徹底マークしていく。

 7月31日に行われたスカウト会議では、約60人のリストを確認し、上位候補を12人まで絞った。県岐阜商・高橋純平投手(3年)、富士大・多和田真三郎投手(4年)ら従来の候補に加え、大商大の151キロ右腕・岡田明丈投手(4年)らも候補に残った。そんな中でも、小笠原とオコエの2人には、世代交代が迫る原巨人のスター候補生として、高い資質を感じ取っているようだ。

 他に、東海大相模の吉田凌投手、関東第一では五十嵐滉希内野手(ともに3年)にも注目しているもよう。例年、1回戦はGスカウト全員でクロスチェックするが、今回は堤GM直々に11、12日の2日間で2人の実力を再確認し、スカウト陣と意見交換し、ドラフトに向けた戦略を練ることになる。

 現在リーグ3位の巨人は今季、阿部や村田、長野ら主力打者の低迷が目立っている。即戦力投手も重要課題ではあるが、近未来を担う野手の発掘も急務。今は大学生や社会人も含め、幅広く見渡している段階で、さらなる絞り込みには時間がかかりそうだが、小笠原、オコエへの注目度は日に日に高まっている。

ドラフト候補
  • 楽天SocialNewsに投稿!
ニュース 順位表スコア速報
矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook