TBSドラマ「コウノドリ」に出演する綾野剛【拡大】
シリアスから軽妙な芝居までストイックに役を追求する綾野が、2つの顔を持つ難役に挑む。
「コウノドリ」は、鈴ノ木ユウ氏の同名人気漫画が原作。妊娠、出産に向き合う産婦人科のリアルな医療現場と命の奇跡を描くヒューマンドラマだ。綾野は、誕生直後に母を亡くし、児童養護施設で育った産科医、鴻鳥(こうのとり)サクラ役。愛情深く優しい医師だが、素性を隠した天才ピアニスト、BABYとして喜びや悲しみを演奏にぶつけるミステリアスな男を熱演する。
1年以上前から主演をオファーしていた同局の峠田浩プロデューサーは「命の誕生に寄り添うサクラ役には人間力が必要。その魅力を引き出せるのは、芝居の感性の引き出しをたくさん持つ綾野さん以外いなかった」と絶大な信頼を寄せる。
2003年の俳優デビューから12年、連ドラ単独初主演となる綾野は「周りの方々がしっかり支えてくれると思うので、主役としてみなさんの気持ちを見逃さないように挑みたい」と気合が入る。