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[東京 11日 ロイター] - 菅義偉官房長官は11日の記者会見で、九州電力(9508.T)の川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について「再稼働を判断するのは事業者であり、政府は万が一事故が起きた場合に先頭に立って対応する責任がある」と述べた。川内1号は同日午前10時半に原子炉が再稼働した。
菅長官は、国際原子力機関(IAEA)の基本原則に「安全の一義的責任は許認可取得者にある」と明記されていると指摘。政府は、原子力規制委員会が新規制基準に適合すると認めた場合に、原発の再稼働を進めることを閣議決定していることから、災害の際には国が迅速に対応する責任があると語った。
その上で、「再稼働にあたっては地元の理解が得られるよう丁寧に取り組んでいくことが極めて重要」との見方を示した。
一方、複数の韓国メディアが、安倍晋三首相が8月中に北朝鮮を訪問し、金正恩第1書記と首脳会談を行う可能性が高いと報じたことについては、「何を根拠にそういう報道されたのか分からない。そういう事実はない」と否定した。
(梅川崇)
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