台湾:「腰の曲がったポスト」…観光名所!?

毎日新聞 2015年08月09日 21時44分(最終更新 08月10日 17時59分)

台風の影響で傾いた郵便ポスト。今やちょっとした観光名所となり、現場では中華郵政の職員(左)が記念写真の撮影に一役買う=台北市内で2015年8月9日、鈴木玲子撮影
台風の影響で傾いた郵便ポスト。今やちょっとした観光名所となり、現場では中華郵政の職員(左)が記念写真の撮影に一役買う=台北市内で2015年8月9日、鈴木玲子撮影

 【台北・鈴木玲子】台風13号が8日に通過した台湾で、強風で傾いた台北市内の郵便ポストのユニークな姿が話題となり、ちょっとした観光名所になっている。

 赤と緑色のポストが並んで傾く姿は「腰の曲がったポスト」と呼ばれ、ネットなどを通じて広まった。

 中華郵政(郵政省)は9日、「台風記念」として傾いたまま保存し、使用を続けると発表した。ポストの前には記念写真を撮る人の列ができ、郵政職員が写真撮影のパフォーマンスに一役買うサービスも見られた。

 台湾当局によると、この台風による死者は7人、行方不明は5人、負傷者は約400人に上り、延べ400万余の世帯が停電した。台湾紙によると北東部・宜蘭(ぎらん)県では8日早朝、最大瞬間風速66メートルを記録した。

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