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 安倍晋三首相が14日に出す戦後70年談話(安倍談話)をめぐり、菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、日本語での談話公表に合わせて英語や中国語、韓国語の訳文も出すかどうかについて「できるかぎりそうした方向が望ましい」と述べ、外国語訳を出す方向で調整していることを明らかにした。

 菅氏はまた、安倍談話が過去の「村山談話」「小泉談話」の内容を「全体として引き継ぐか」と問われると、「そこは変わらない」と答えた。ただ、過去の談話にあった「おわび」や「侵略」といった具体的な文言を使うかについては「詳細は、総理ご自身が最終的に判断されることだろう」とし、明言を避けた。