• 検索
  • コンテンツ一覧
  • ここ1週間のほぼ日
  • 最近、人気のあったコンテンツ!
 
いい人募集。
 

今日のダーリン

フォントサイズ中 フォントサイズ大
フォントサイズ中 フォントサイズ大
 
・野球の、事業としての計画を考えている人に
 会って話したことがある。
 ぼくは、ちょっと小生意気に、こんなことを言った。
 「広島のカープギャルだとかなんだとか、
 球団にしても、野球マスコミにしても、
 どうして若い女性が来ることばっかり
 騒ぎ立てるんでしょうかねぇ。
 やっぱり、そのほうがうれしいということなのかなぁ」
 ま、いかにもふつうのおやじの言いそうなことだ。
 いろんなジャンルのエンターテインメントが、
 人気の象徴のように「若いおんなのこがいっぱい」
 という表現をしたがる。
 そこにどういう意図があるのだろうか、と。
 
 相手の方は、静かに言った。
 「若い女性の方々が来てくれないということは、
 やがて何年か先には、おかあさんになる人たちが、
 野球に興味を持ってないという状況になるんです。
 野球に理解のあるおかあさんがいてくれて、
 はじめて、こどもたちが野球をやれるんですよね。
 ですから、球場にギャルが来てくれるということは、
 これからずっと野球の選手がいてくれるために、
 とてもうれしい状況だということなんです」
 いわば、中長期の野球界を見通しての考えなのだった。
 ちょいと野球通ぶったふつうのおやじであるぼくは、
 そのまま、平凡な意見を言い続けられなかった。

 いま聴いた考えの、まったく逆が、
 「老人たちこそ、野球の深いおもしろさを知っている。
 しかも可処分所得も高いのだから、
 もっと老人たちを球場に惹きつけるようなプランを」
 というような考え方だろうと思う。
 短期の売上や人気を欲しがっているのは、実はこっちだ。
 
 この短いやりとりは、そのあと、ぼく自身が、
 さまざまな計画を練るときに、とても参考になっている。
 選手(コンテンツの送り手)にも観客にも、
 育成の環境があり、遺伝子がある。
 親が子に、子が親に伝えられる「ほぼ日」として、
 ぼくらは育っているだろうかと、よく考えている。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「MOTHER」というゲームは、それができているんだよなぁ。

感想を送る ツイートする シェアする



気まぐれカメラ もっと見る
ただいま製作中!
もっと見る
ほぼ日ケイタイ版 メールマガジン ストア発売スケジュール
糸井重里のTwitter
ほぼ日のTwitter
ほぼ日のFacebook
ほぼ日のInstagram
そのほかのSNSはこちら
ほぼ日手帳
HobonichiのTobichi
 
 

ほぼ日ストア

詳しくはこちら
ほぼ日で販売されている
商品の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ストア

ほぼ日ブックス

詳しくはこちら
ほぼ日から出版されている
本の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ブックス
 
閉じる

コンテンツ一覧

著者名 タイトル 連載開始日
あ か さ た な は ま や ら わ
↑著者や関わった人が五十音別に並んでいます。行を選んでくださいね。
閉じる
コンテンツ一覧
 
閉じる

ここ1週間のほぼ日

ここ1週間に更新されたおもなコンテンツを紹介しています。
「小ネタ劇場」など、アーカイブが残らないコンテンツは
ここに掲載していませんのでご了承くださいませ。
 

閉じる
閉じる
閉じる

最近、人気のあったコンテンツ!

最近、好評のうちに終了した
コンテンツを紹介します。
見逃していた方、
どうぞ、読み返してみてくださいね。
感想メールもお待ちしています!
 
まだまだ「アンコール!」なコンテンツはたっぷりありますよ!
こちらから探してみてくださいね。
コンテンツ一覧 検索
 

閉じる
閉じる