いい話だけど、
量と質は、もう限界に来ている。
次の日本アニメの旗手は細田氏だっていう世間的な期待とプレッシャーは
あるんだろうけど、
びっくりするほど興ざめだった。
心の中にどういう化学反応を起こすのかというところが
エンターテインメントとして一番の肝でしょ。
それをさ、全部わざわざセリフでご丁寧に説明したら、なんの余韻も想像の余地もないじゃない。
どんなお客さん想定して作ってんのよ。
あと、ビジュアルにこだわっているのにほとんど演出上意味のないシーンが多かったのも
正直まったく共感できなかった。
なんだこれっていう。
これね、たぶん細田氏が悪いんじゃないよ。
NHK番組見てて思ったけど、誰も細田氏に対して何も言えてない感じっていうか、
完全に細田氏の「おれのかんがえるさいきょうのシナリオ」になってて
それが全肯定されてると見えるんだが。
どんな能力あるクリエイターでも、映画みたいに巨大なプロジェクトになったら、
ひとりの考えだけで進んだら歪んでいって、お客さんを置き去りにした
それを組織文化として、徹底的にこの20年間やり続けてきたのが、ピクサー。
チームで人を育て、チームで面白い映画を作り続けることをミッションに、
一方でスタジオジブリの宮崎氏も、細田氏の手法も、完全に1人の監督依存スタイル。
あるいは監督に親しい有力者が介入して作品をスポイルしていく危険だとかが野放しになっているし
実際最後のほうの宮崎作品とか、今回の細田作品とかも、その危険が実際の作品の質の
低下につながっていると思える。
あと、この方法だとまったく人が育たないよね。
宮崎氏の引退で、日本アニメの終わりみたいな現象が起きてる時点で、詰んでる。
俺、一時期、アカデミー賞のアニメーション映画でピクサーばっかりが受賞してたとき
日本アニメは正しく評価されてないんじゃないかと思ってたんだけど、
今ならそれは間違った思い込みだったとよく分かる。
持続的に、クオリティの高いエンターテインメントを出し続ける方法。
オスカー受賞し続けるのは当たり前。
2001年の千と千尋の神隠しが受賞したのは、天才宮崎の属人手法の日本アニメ選手がたまたま傑作を生んだだけ。
かつバケモノの子くらいの映画が本当に面白いと思ってしまう人が沢山いる時点で、
これから日本のアニメーション映画の質が持続的に高くなる可能性は極めて低いと言わざるをえない。
残念だ。
残念なガラパゴス。
俺はピクサーを見るよ。
一つのやり方を正解扱いにして、全体でそれを真似した結果、個性も柔軟性もなくなって衰退するのって、日本お得意のパターンだよね。
テレビアニメは集団で会議して作ってるぽいけど 何故駄目だと分析する? そもそも個々の能力が低いから?
ベイマックスのときに飽きるほど見た議論の繰り返し
前の議論ではどういう結論が出たんだ?
結論が出たかどうかは知らんが↓の二番煎じだなとは思った というか同じ増田かも http://anond.hatelabo.jp/20150104012559
それをさ、全部わざわざセリフでご丁寧に説明したら、なんの余韻も想像の余地もないじゃない。 どんなお客さん想定して作ってんのよ。 子供向けなんだから仕方ないだろ!って...
http://anond.hatelabo.jp/20150811092918 日本アニメ映画=ブルーオーシャン戦略って考えたらいいんじゃない?日本語作品だっていう時点で海外戦略の障害はデカいし、今からピクサー的な映画...
元々「米国巨大資本には真似出来ない低予算のアングラエログロ」が日本アニメの売りだったわけで、 それじゃカルト人気は得られてもメジャーにはなれないって事でしょ。 ジブリの一...
ドラえもん「せやろか?」
いちいち小学生女子の裸が出るアニメのどこが米国メジャーと並ぶ健全作だと言うのか
それがメジャーになってるじゃん
昔は海外でもそれが許されてたかもしれないけど、もう許される時代じゃないからなあ。 いやしずかちゃんの裸が海外でも放映されているのかどうかは知らんが(アメリカなんかは削除...
本来、サウスパークのようにローカル事情だけをネタにして海外展開を狙うような作品ではない筈だからな…
日本のコンテンツ業界の良い所は、ある程度評価されればメディアが勝手に健全なことにしてくれるとこだと思う。 ドラえもんもジブリ作品もヤバい所がいっぱいあって、そこが醍醐...
それ、PCに対する意識が低いってだけじゃん。
この国全体の問題なんだろうな やっぱり一度日本は滅ぶべきだよ