バケモノの子を観て、熊徹をカッコイイと思わない人間はあまりいないと思います。
もちろん、この作品自体受け付けなければそれまでなのですが。
バケモノの子をアニメでやる意義について、バケモノを描くことが、既にアニメに向いていると思う方もいると思いますが、私は殺陣が実写では描けないことを挙げたいです。
私は「母をたずねて三千里」の第1話で、マルコの走り方がやたらすごい感じがして、エンドクレジットを見たら、原画宮崎駿とあり、納得したことがあります。
そしてジブリのサイトの宮崎駿紹介を見たら、「母をたずねて三千里」では宮崎駿が原画を描いたことになっていなかったので、それをジブリに対してメールしたら、野中晋輔のアホがグダグダ書いてきて、余計カチンときました。
さらにメールしたら、サイト上に
゛本サイトの情報には責任を持ちません゛
などと注釈をつけてきました。
そんな野中晋輔のアホを主役にして、゛猫の恩返し゛の併映で゛野中くん゛なんて短編作品作ったりするから、ジブリの舞台裏を映画で見せられると思うな!と、めちゃくちゃ手厳しい意見を述べたこともあります。
私は熊徹(蓮、楓)のように、成果が出ないうちから誰よりも生意気だったし、その分誰よりも努力してきた自信があります。
マルコの話に戻って。
いまだに、アニメで、マルコ以上に素晴らしい走り方を見た記憶がありません。
゛バケモノの子゛では、走り方にはさほど感じるものがありませんでした。
しかし、何か感じたものがあるのでは?と改めて考えたら、殺陣が良くできていたと思ったのです。
映画って、いまどうか知りませんが、アナログ時代の原理からいえば1/24秒ごとにカットするので、速い動きは苦手なのです。
いや、最近そう思ったことがないので、デジタルで1/24秒の制約はなくなったのかな?
そういえば、最近の子は、映画の右上にマックロクロスケが出てきていたことなんて知らないかも知れませんね。
アナログの映写機で映していた時代は、20分と持たないフィルムを何巻も用いていました。
そしてそのフィルムの切れ目のサインが、マックロクロスケの正体でした。
しかし、いくらデジタルとしても、あれだけ気合いが入った殺陣はないと思います。
そういえば、熊徹役は役所広司でしたね。
20年ほど前、゛Shall we ダンス?゛の全国映連賞授賞式で見かけましたが、私よりも背が低くて意外だった記憶が強烈にあります。
本作品には゛Shall we ダンス?゛から、草村礼子もちょこっと出ています。
私は田中裕子かと思いましたが、クレジットを見たら草村さんでした。
私が書くと、だいたい話が発散します。
別に何かの解を得ようとして書いてなかったりしますし。
書いているうちにいろいろ思い出したり、思いついたりするのが楽しいのです。
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