Windows 10にアップグレードしてもFXトレードツールを使えるのか？各社の対応をチェック！

2015年7月29日、Microsoftから待望の最新OS・Windows 10がリリースされました。複数の作業を同時に進行できる「仮想デスクトップ」やページ上に直接メモを書き込めるブラウザ「Microsoft Edge」など様々な機能が実装されており、発表以来世界中のパソコンユーザーから注目され続けてきました。

Windows 10は、一年間だけ無償アップグレードに対応しています。本来1万円以上もかかるOSの購入費を0に抑えられるのはWindowsユーザーにとって大きなメリット。詳細な手順は割愛しますが、デスクトップ通知から簡単に入手手続きを進められるため、早々にアップグレードを済ませた方もいることでしょう。

気になるのは、新OSと各アプリとの互換性です。OSが変わるとそれまで使っていたアプリが急に動作しなくなることがあるため、アップグレード時には細心の注意が必要です。

はたしてWindows 10で従来のFXトレードツールを使用することは可能なのでしょうか？8月時点での各FX業者の対応具合をまとめてみました。

上田ハーローFX

上田ハーローFXはいち早く動作検証を行い、Windows 10上で各種ツールが問題なく動作することを確認しています。

ただし、上田ハーローFX Traderを利用する場合、Windows 10ではJavaのブラグインがサポート外になるため、テクニカルチャート・ティックチャートが利用出来なくなります。代替として、UHチャート・ProのB-1チャートを利用した方が無難です。

楽天証券

楽天証券は、Windows 10上で楽天FX専用ウェブが動作することを確認しています。ただし、MARKETSPEED FX（マーケットスピードFX）はMicrosoft Edgeのサポート外なので、Windows 10上ではInternet Explorerを利用してください。

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、Windows 10の動作検証の準備を進めている最中です。Windows 10およびMicrosoft Edgeを利用すると、以下の取引ツールが正常に動作しない可能性があるので注意が必要です。

インヴァスト証券、DMM.com証券、FXブロードネット、YJFX!、外為オンライン、ひまわり証券、マネーパートナーズ、FX Trade Financial、ライブスター証券などのFX業者も現在動作確認中であり、Windows 10はサポートの対象外となっています。

MetaTrader4

なお、Metaquotes社のMetaTrader4はWindows 10上でも動作することが確認されています。ただし、バージョンによっては上手く起動しないケースもあるようなので注意が必要です。

基本的な機能が動作しても後で何らかの不具合が発生するかもしれませんし、ネットバンク自体がWindows 10に未対応の状態が続いています。無償アップグレード終了まであと一年近く残っているので、今すぐ慌ててアップグレードするのは待った方が良いかもしれません。