桜田市長急死
2015/08/07掲載(北見市/政治・話題)
北見市職員・市議会困惑
北見市の渡部眞一副市長は6日午前、市役所北2条仮庁舎で記者会見し、桜田真人市長(52)の急死を公表した。死因については明らかにしていないが、関係者によると、首を吊って自殺したとみられる。北見警察署によると、遺書のようなものが見つかっている。市長の急死で市政、市議会は困惑している。
「元気がなく心配していた」と市幹部
桜田市長 |
渡部副市長によると、死亡が確認されたのは6日午前7時43分。「家族から通報があった。心からご冥福をお祈りしたい」と述べた。
最近の桜田市長の様子について渡部副市長は「『疲れている』という言葉を口にしたこともあり、元気がなかった」という。公務のキャンセルはなく、通院もしておらず「心中を推し量るのは難しいが市政がうまく進んでいないとの思いがあったのでは」と述べた。
市の複数の幹部職員によると、「議会対応が厳しいともらしているのを聞いた」「元気がないことが多くなった」「1週間ほど前から、うつ病のような感じで心配していた」という。
前日の5日には2件の表敬訪問があり、最初の表敬で桜田市長は笑顔で握手していたが、その後に続けて行われた表敬では、語尾が聞こえないほど力のない声だったという。
5日夜に北見経済センターで開かれた北見北斗高校の同窓会には来賓として出席。午後6時半ころに帰宅したが、同席者の中には「元気がなかった」と心配していた人も。
市は同日、緊急幹部会議を開き、対応を検討した。渡部副市長が市長の職務を担う。
9月3日から28日まで予定されている定例市議会は予定通り行われる見通し。 (匡)(柏)(粟)
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